ウクライナ次期大統領候補が米国批判、世界秩序の危機を警告

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ウクライナ次期大統領候補が米国の世界秩序破壊を批判し、NATOの将来に警鐘を鳴らす。

要約するとウクライナの次期大統領候補であるワレリー・ザルジニー駐英ウクライナ大使は、5日(現地時間)、米国が世界秩序を破壊していると強く批判しました。

この発言は、米国のトランプ大統領とウクライナゼレンスキー大統領との首脳会談が破局を迎えた後、関係回復を模索する中で出てきたものです。

ザルジニー大使は、英シンクタンク「チャタムハウス」での討論において、「世界秩序を変えようとするのは『悪の枢軸』とロシアだけではなく、米国が結局この秩序を破壊しようとしている」と述べました。

彼は次期大統領選挙で現職のゼレンスキー大統領の最も有力なライバルと見なされています。

ザルジニー大使は、トランプ政権がウクライナと欧州を排除したままロシアとの協議を進めたことが、西側世界の団結に疑問をもたらしたと指摘しました。

また、米国政府が自国の参加なしに安全保障問題を欧州に委任しようとしていることを懸念し、北大西洋条約機構(NATO)についても「近い将来、NATOも存在しないかもしれない」と警告しました。

彼は、ホワイトハウスがロシア大統領府に向かっているため、ロシアが次のターゲットとして欧州を狙う可能性があると述べました。

ウクライナは昨年5月以前に大統領選挙を実施しなければならなかったものの、ロシアの侵攻により戒厳令が発令され、選挙が無期限延期となっています。

このため、ゼレンスキー大統領は昨年5月に任期が終了した後も大統領職を維持しています。

トランプ大統領はゼレンスキー大統領を「選挙を行わなかった独裁者」と表現し、その執権正当性に疑問を呈していました。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/360c6d37be7561f02523b819b8c4eb8e72c2d274

ネットのコメント

ウクライナの次期大統領候補が米国を批判し、世界秩序の危機を警告したことに対するコメントは多岐にわたりました。

多くのコメントでは、米国の相対的な地位が低下していることや、トランプ政権のアメリカファースト政策が国際関係に与える影響についての懸念が表明されていました。

特に、トランプ氏が短期的な利益を重視するあまり、長期的にはアメリカの信頼を失うのではないかという意見がありました。

また、米国の影響力が低下することで、中国やロシアが相対的に台頭することが不安視されていました。

さらに、日本の防衛力強化の必要性が指摘され、米国の傘の下に依存し続けることの危険性が強調されました。

過去の平和が偶然であったことを自覚し、より自立した防衛政策を進めるべきだという意見もありました。

ウクライナの現状に対しては、国際社会が真剣に向き合う必要があるとの声があり、特にウクライナの指導者たちが今後の選挙や外交において慎重であるべきだという意見が多く見られました。

トランプ政権の政策が、世界中の国々にどのように影響を与えているのか、また、米国が「ルールメーカー」としての役割を失いつつあることについての懸念も表明されていました。

今後の国際関係において、米国の影響力がどのように変化していくのか、多くの人々が注目していることが伺えました。

ネットコメントを一部抜粋

  • トランプの出現により、今後世界の中でアメリカの相対的な地位低下が徐々に進むように思った。

  • 海を挟んでいるとはいえ、日本の周辺にも脅威となる国がある。

  • 最近、ウクライナ侵攻は米国が誘導して起きたとさえ思った。

  • 米国は軍縮から掛け離れ、世界を軍拡に向かわせている。

  • 選挙するならEU+UK軍の占領下で、ロシアやアメリカとの接触を完全に絶って行わないといけない。

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