中国がカナダに追加関税を課し、貿易戦争が新たな局面に突入。カナダの農産物に影響、背景には中国製EVへの関税が。新指導者の前に報復措置が講じられた可能性も。
この関税は3月20日から施行され、カナダの農産物や食品に大きな影響を与えるとされています。
中国の財政省によると、カナダが中国製の電気自動車(EV)に課した「差別的」な関税が、この対抗措置の一因とされています。
具体的には、カナダからの菜種油、菜種ミール(油粕)、エンドウ豆には100%、一部の海産物や豚肉には25%の関税が課されることになります。
カナダは世界有数の菜種生産国であり、中国はその主要な輸出先の一つです。
2023年にはカナダから中国への菜種関連の輸出額が約50億カナダドル(約5140億円)に達する見込みです。
この発表は、カナダがアメリカとの貿易戦争と中国との関係の両方において圧力を受けていることを示しています。
経済専門家のジョシュ・リプスキーは、中国の関税発表のタイミングが特に重要であると指摘し、カナダの新しい指導者が発表される前に報復措置を講じた可能性があると述べています。
また、中国の国営放送は、この関税がカナダの誤った選択への強力な対抗措置であると同時に、アメリカに対して関税を課さないよう警告する意図があると報じています。
これにより、貿易政策においてアメリカとの協調をあまり強く求めないようカナダに警告する狙いもあると考えられます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/364f87af3fe8acf8fdf36354c4422af27378c879
コメントでは、中国とカナダに追加関税が課されることで、貿易戦争が新たな展開を迎えたことに対する様々な意見が寄せられました。
特に、カナダはアメリカの影響を受けて中国製EVに高関税をかけた結果、逆に中国からも高関税を受ける状況に陥り、インドとの関係も良好ではないため、今後の対応が懸念されるという意見がありました。
また、米国と中国の関税合戦が続く中で、カナダの国としての存続が危ぶまれるという見方もありました。
さらに、日本がこの貿易戦争において自国のブランド力を活かし、インドのように漁夫の利を得る戦略を取るべきだという提案もありました。
加えて、中国の反撃が古代兵法に例えられるなど、ユニークな視点からのコメントも見受けられました。
全体として、各国がこの複雑な状況をどう乗り越えるか、そして日本がどのように戦略を立てるべきかという点が多くの人々にとっての関心事であったようです。