X世代は仕事と育児、親のケアを両立させる三重苦に直面。経済的余裕はあっても自己投資は抑え、教育費が優先される傾向がある。
この世代は、特に経済的な余裕があっても自分自身のために使うお金を抑えている傾向が見られ、自由に使える金額が「3万円未満」と回答した既婚者が多いことが、ミンテルジャパンの調査から明らかになった。
調査は2024年11月に行われ、X世代のインターネットユーザーを対象に実施された。
調査結果によると、X世代の男性の約7割が「経済的に余裕がある」と回答しているが、教育費を優先するために自分のために使うお金は限られていることが伺える。
また、世代別の出費の優先順位では、X世代は「家での飲食」が最も高く、自己投資に関する支出は低いことが特徴的だ。
特に「旅行」の優先度が低くなっており、教育費に対する支出が増加していることが、子育て中のミレニアム世代に迫る勢いであることも指摘されている。
さらに、X世代は親や義親への日常的なサポートを行っており、買い物や家事の手助け、病院の送迎などが主な支援内容となっている。
しかし、金銭的な援助は少ない傾向にあり、親の介護費や住宅ローンの支払いを行う人はほとんどいない。
親と同居しているX世代は、特にサポートを行う割合が高く、親の健康を維持するための努力も見られる。
こうした状況は、X世代が直面する複雑な生活環境を反映しており、彼らの負担を軽減する社会的な支援が求められる。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/1ca79411fe21ed7a6716ac348ce96ad8fd1dcd75
コメントでは、X世代が直面する「サンドイッチ世代」としての苦労について、多くの意見が寄せられました。
特に、仕事、育児、親の介護という三重苦を抱える現状が強調され、同じような状況にある人々が多いことがわかりました。
晩婚化や高齢出産が進む中で、子育てと親の介護が重なる時期が増え、世代を問わず多くの人がこの問題に直面していると感じているようです。
また、国のサポート体制が十分でないとの指摘もあり、特にX世代に対して安心して働ける環境の整備が求められています。
さらに、個々の心理的負担についても言及され、自分の裁量がないことがストレスの一因であるとの意見もありました。
全体として、世代を超えた共感や理解が感じられ、現代の社会が抱える複雑な問題に対する関心が高まっていることが伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
まさにサンドイッチです。
仕事、子育て、親のケアなどで、三重苦を殆どの方が経験されてます。
子供は高校生と大学生でお金がかかります。
性格によるけど昔も今も変わらないと思う。
晩婚化や高齢出産により、働き盛りで子育ての時と親の老化が重なりやすい。