駅の女性用トイレの混雑は、昭和時代の男女不平等な設置比率が影響。著書で語られる不衛生な状況も問題視されている。
特に、女性用トイレの個室数や面積が少ないために、長い列ができることが多く、これが問題視されています。
この現象の背後には、昭和時代に設定された男女不平等な「設置比率」が影響していると考えられています。
鉄道関係のライターである鼠入昌史氏は、著書『トイレと鉄道 ウンコと戦ったもうひとつの150年史』の中で、この男女トイレ数の問題について詳しく述べています。
1960年に出版された『トイレット部長』という本では、著者の藤島茂が駅のトイレに関する状況を詳細に描写しています。
彼は、国鉄が日本で最も多くの便所を持つ企業であるとし、東京駅には122個の大便器と126個の小便器があると試算しています。
また、駅には乗降場や待合所、便所が必要であるとする国鉄の建設規定があり、便所がなければ駅として機能しないという考え方がありました。
しかし、当時の駅のトイレは非常に不衛生で、扉が壊れていたり、汚れがひどかったり、便器が詰まっていることが多く、これが利用者からの不満を引き起こしていました。
藤島は、駅のトイレの問題を抱える国鉄にとって、これは大きな悩みの種であったと述べています。
こうした歴史を踏まえると、現代のトイレに対する期待や要求が高まるのも無理はありません。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f5b644ca3f2966358a0917ee475b6bbb8e45329f
トイレの男女比率問題に関するコメントでは、設計士が男女のトイレ面積の配分について言及しており、特に女性用トイレの広さが重要であると強調されていました。
レストラン経営者の経験からも、女性用トイレを広く清潔に保つことで、女性客やアルバイトの定着率が向上した事例が共有されました。
また、トイレの混雑状況を実際の待ち時間で評価すべきだとの意見もあり、男女のトイレ利用の実態に基づいた議論が求められていました。
さらに、女性用トイレの個室利用の実態についても触れられ、スマホや化粧直しなど他の用途に使われることが、混雑の一因とされました。
トイレの設計において、男女共用や小便器の導入が解決策として提案され、利用者のプライバシーや回転率の向上が重要視されていました。
歴史的背景も考慮しつつ、現代の利用状況に応じた改善策が必要であるとの意見が多く見られました。
ネットコメントを一部抜粋
大雑把なプランニングの段階で、WCは男女だいたい同じ面積で配置します。
男性トイレよりも女性用トイレを広くし、清潔に保つことに資金を注ぎ込んだ。
女子トイレのあの列の長さはやはり問題に思う。
一番の解決策は、女性用の小便器の導入です。
トイレではトイレ以外の用途に使わないでくださいを徹底すればいいのでは?