トヨタのGRヤリス Mコンセプトは、モリゾウ社長の発案で2Lターボエンジンを搭載し、ミドシップ4WDの特性を持つ新モデルです。旋回性やパワー向上が期待され、将来的には市販化も検討されています。
このエンジンの開発は、トヨタのモリゾウ社長の「1.6Lでは物足りない」という一言から始まりました。
元々、GRヤリスには3気筒の1.6Lターボエンジンが搭載されていましたが、モリゾウ氏はそのエンジンをミドシップに搭載することを考え、さらにパワーアップを目指すことになりました。
初めて試乗した際、彼はミドシップの特性を楽しみながら、特に旋回性の良さに感動したと述べています。
フロントエンジンのGRヤリスではアンダーステアが発生しがちですが、ミドシップ4WDの特性により、よりスムーズなコーナリングが可能となり、開発チームはその手応えを感じました。
しかし、ニュルブルクリンクでの試験走行でモリゾウ氏は直線のパワー不足を指摘し、2Lエンジンへの変更を提案しました。
開発チームは、エンジンが搭載できるスペースが限られている中で、「入らないなら新しいエンジンを作ろう」という発想から、コンパクトな2Lエンジンが誕生しました。
このエンジンは効率的で汎用性も高く、2024年の東京オートサロンでの展示を経て、開発は加速しています。
将来的には、セリカの市販化も視野に入れているとのことです。
今後、GRヤリス Mコンセプトはスーパー耐久に投入される予定で、モリゾウ氏がどのような印象を持つのか、さらなる進化が期待されています。
彼は「400馬力くらいはいきたい」とも語っており、熱心なクルマ好きとしての夢を実現する姿勢が際立っています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/abe8724f25abf1b348a9be763b82644d298f140b