ブラジル発の漫画『ファヴェーラの漫画家』が4月25日に日伯同時出版決定。原作者は夢の実現を喜ぶ。
要約すると『ファヴェーラの漫画家』の第一巻が、2024年4月25日に日本とブラジルで同時出版されることが決定した。
この作品は、ブラジルのファヴェーラ出身の少年が日本人漫画家との出会いを通じて漫画家を目指すストーリーであり、原作は萩本創八、漫画は樽路実が担当している。
作品は日本のWeb漫画サイト「comic HOWL」で連載されており、サンパウロ市のファヴェーラを舞台にしていることから、連載開始以来、ブラジルでも話題を呼んでいた。
日伯同時出版の初報は、昨年12月7日にサンパウロ市で開催された国際漫画イベント「CCXP24」で発表された。
この同時出版の実現には、ブラジル側からの強い要望が大きく影響したとされている。
ブラジルでの出版は出版社「パニニ」が担当する。
原作の萩本さんは、本紙の取材に対し「この漫画をブラジルで出版することは僕の夢でした」と語り、初めは現実味がない夢だと思っていたが、多くのブラジルの人々がこの作品を望んでくれたことに感謝の意を表した。
彼は、制作に励んできた結果、夢が早く実現したことに驚いていると述べている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/078b1256958559e88552d5d04604ef2f97e2b5a9