JALとNECが顔認証システムを用いた業務連絡バスの実証実験を羽田空港で開始。自動運転技術とAIを活用し、移動課題の解決を目指す。
要約すると日本航空(JAL)と日本電気(NEC)は、2023年3月17日から羽田空港の整備地区で、JALグループ社員向けの業務連絡バスにおいて、顔認証による乗車システムの実証実験を開始しました。
この実証実験では、NECの先進的な通信技術とAIを活用し、バスの一部区間で自動運転レベル2の運転支援車を導入しています。
運転手が必要なレベル2のバスは、NECの遠隔見守りシステムを利用して走行状況をリアルタイムで確認することが可能です。
乗車は、JALグループ社員が専用アプリケーションで予約し、顔認証を通じて行われます。
これにより、乗車確認や案内などの運転以外の業務の自動化や省人化も検証されます。
使用されるバスは、TIER IVの自動走行システムを搭載した「Minibus」です。
近年、バス運転手の不足や利用者の減少が問題となっている中、JALとNECはこの実証実験の結果を基に、地域や空港周辺の移動課題を解決する新たな移動手段の提供を検討しています。
将来的には、自動運転技術の空港業務への活用や、顔認証システムとの連携による空と地上のシームレスな移動を目指しています。
この取り組みは、バスの運行維持が難しくなっている現状に対する一つの解決策として注目されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/48095d91edc7a215cc46f63339df2faaad3e2d8f