RobloxがAIモデル「Cube 3D」を発表。テキストから3Dオブジェクトを生成し、ゲーム開発が革新される可能性。
この新技術は、従来の3D生成技術とは異なり、ネイティブな3Dデータを用いてモデルをトレーニングしているため、生成されたオブジェクトはゲームエンジンとの完全な互換性を持ちます。
Cube 3Dは、3Dオブジェクトをトークン化し、形状をトークンとして理解する能力がそのコア技術です。
将来的には、シーン全体を生成する機能も追加され、レイアウトを予測し、それに基づいて形状を再帰的に予測することが可能になる見込みです。
Cube 3Dのβ版メッシュ生成APIは、Roblox Studioやゲーム内Lua APIとして今週中に利用可能となり、開発者はテキストプロンプトを入力することで数秒で3Dオブジェクトのメッシュを生成できます。
例えば、「ライダースジャケットを生成」といった指示で、基本的な形状が生成され、その後、テクスチャや色を追加して完成させることが可能です。
将来的には、プレイヤー自身がテキスト入力でゲーム内のアイテムを具現化できる機能も考えられています。
また、RobloxはCube 3Dを進化させ、画像入力からもオブジェクトを生成できるマルチモーダルモデルを開発する計画であり、最終的にはオブジェクト間の相互作用を含む“4Dの世界”の創造を目指しています。
例えば、森林のシーンで「木の緑の葉をすべて紅葉に変える」といった指示をAIに行うことで、迅速にシーンを適応させることができるようになることを目指しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/32128fcbdcde441d46fb1a58fcdd1d6dc2917b6b