Googleがサイバーセキュリティ企業Wizを320億ドルで買収し、クラウドセキュリティの強化を図る。Wizは急成長中で、Google Cloudに統合される予定。
この取引は、規制当局からの承認を含む前提条件が満たされることを前提に進められる予定であり、Alphabetにとっては史上最大の買収となる。
これまでの最大の買収は、2011年に行われたMotorola Mobilityの約125億ドルでの取引だった。
Wizは2020年にイスラエルで設立され、現在はニューヨークを拠点とする非公開企業である。
Wizはクラウド上のデータセキュリティリスクを検出するツールを提供しており、そのサービスはGoogle Cloud、Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Oracle Cloud Infrastructure、Alibaba Cloud、Kubernetesなど多岐にわたるプラットフォームで利用されている。
急成長を遂げているWizは、2024年には年間5億ドル、2025年には10億ドルの収益を見込んでいる。
この買収により、WizはGoogle Cloud部門に統合される見込みで、Wizの製品は引き続きGoogle以外の主要なクラウドプラットフォームでも利用可能となる。
これにより、マルチクラウド環境でのセキュリティ向上が期待されており、AIの普及に伴うクラウドセキュリティの需要の高まりに対処するため、Wizの技術と専門知識がGoogleのサービス向上に寄与することが期待されている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/82f44fca7946960b594411545b9359bc38644881