米陸軍省が日系人部隊の記事を一時削除後、抗議を受けて復活。DEI施策の見直しが影響。歴史的功績が再評価される。
この削除は、トランプ前大統領が進める「多様性・公平性・包括性(DEI)」施策の見直しに関連しており、米国防総省の指示に基づいて行われました。
日系人部隊は、日米開戦に伴い「敵性外国人」として差別を受けながらも、勇敢に戦い、ドイツ軍に包囲された米兵を救出したことから、歴史的に高く評価されています。
トルーマン大統領は彼らの功績を「敵だけでなく、偏見とも闘い、勝利した」と称賛しています。
記事が削除された際、日系米国人の政治家や団体からの抗議が相次ぎ、特に日系人が多いハワイ州のグリーン知事やカリフォルニア州のマーク・タカノ下院議員が強く反発しました。
全米最大のアジア系人権団体である日系アメリカ人市民同盟(JACL)も、記事の即時復活を求める声を上げました。
その結果、3月15日に記事は再掲載されることとなりました。
米陸軍省の報道官は、勇敢な兵士たちに光を当てることができると喜びを表明しつつ、今後は「現在のガイダンスに沿った形で再掲載される」とのコメントも残しており、DEI施策の見直しが続くことを示唆しています。
この一連の出来事は、歴史的な功績を持つ日系人部隊への理解と評価が、現代の政治的な動きによって影響されることを浮き彫りにしています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/4a15d77365ebea84597799e28c7ff919b48663b1
コメントの内容では、日系人部隊の記事削除に関連して、トランプ政権の政策やDEI(多様性、公平性、包括性)に対する批判が目立ちました。
特に、トランプ政権が過去の歴史を見直す動きが、日系人部隊の功績を隠す意図を持っているのではないかという懸念が表明されていました。
多くの人々が、日系人部隊が第二次世界大戦で果たした役割を再評価することの重要性を訴え、歴史を改変することに対する疑問を呈していました。
また、DEI政策に対する反発もあり、これが国防総省や陸軍省に影響を与えているという意見もありました。
さらに、トランプ氏が急いで成果を上げようとしていることが、政策の不整合や混乱を引き起こしているとの指摘もありました。
全体として、歴史の見直しや価値観の変化に対する懸念が強く、特に日系人部隊の功績を忘れないようにとの声が多く聞かれました。
ネットコメントを一部抜粋
トランプ政権が歴史揺り戻し政権だと良く分かる話。
日系人部隊については、第二次大戦の米軍で最も勇猛だった部隊が日系人だった。
トランプに睨まれている国防総省や陸軍省による過剰反応。
見直してる連中は意図をよく認識していないことがよくわかった。
DEI見直しがアメリカ人の価値観を開拓時代レベルの野蛮さに戻すことだった。