住友電工情報システムがIT資産管理システム「MCore」の最新版を発表。クラウドストレージ経由でのソフト配布機能が追加され、在宅勤務の環境にも対応しています。
このシステムは、住友電工グループ全体で使用される10万台以上のPCを一元的に管理するために自社開発されたもので、1台のサーバーで1万台以上のPCを集約して管理できるという特長があります。
今回の新版では、社内向けアプリストアのソフトウェアライブラリ機能が強化され、OneDriveやGoogleドライブなどのクラウドストレージサービスを通じてソフトウェアを配布できるようになりました。
これにより、在宅勤務を行っているユーザーは、VPNを介さずにソフトウェアをダウンロードすることができ、社内ネットワークへのアクセスが減少します。
さらに、社内ネットワーク上のPCには従来の配布方法が優先され、社外ネットワーク上のPCにはクラウドストレージからの配布が優先されるなど、環境に応じた柔軟な設定が可能です。
また、MCoreの操作ログ管理機能も強化され、利用者がクラウドストレージにファイルをアップロードした際のログを取得することができるようになりました。
これにより、OneDriveやGoogleドライブに加え、SharePoint Onlineでもログ取得が可能となり、ファイルアップロードの監視が強化されます。
さらに、IT資産やソフトウェアライセンスの棚卸し時にインストール情報やインベントリ情報をCSV形式で出力する機能も改善され、大量のCSVファイルを出力する際の操作性が向上しました。
このように、MCoreは企業のIT資産管理をより効率的かつ安全に行うための機能を追加し、ユーザーの利便性を高めています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/91766356092491a2e29a6733d0799c66e8191824