サムスン電子は、家電とスマートフォンのサブスク事業を強化し、2023年に1兆ウォンの売上を目指しています。競合のクーパンとの関係を深めつつ、消費者との直接取引を増やし、マーケティング能力を向上させるための改革を進めています。
昨年12月から全国168店舗とオンラインプラットフォームでサブスク商品を展開しており、特にAIを活用したサービスが好調です。
1~2月の売上は累計2000億ウォンを超え、年末までの目標達成が見込まれています。
このサブスクサービスでは、テレビや冷蔵庫、洗濯機などの家電を月額料金で最大60カ月利用でき、無償修理や訪問管理サービスも提供されます。
競合のクーパンが大型家電の販売・サービスを強化している中、サムスンは流通の主導権を守るため、直接販売やサブスクの強化に乗り出しました。
サムスンはクーパンとの関係を深めてきましたが、同社が他の中国製家電も手掛けることで、韓国内の競争が激化しています。
サムスンは消費者との直接取引を増やし、マーケティング能力を向上させるための組織改革も進めており、AI搭載の家電製品が増える中でサブスク事業が重要視されています。
また、スマートフォンのサブスクと補償販売を結びつける新商品も投入し、競争力を高めています。
最近の動きとして、AppleがiPhoneの分割払い期間を延長したことがサムスンを意識した施策だと考えられています。
サムスンはグローバル市場でのD2C(直接消費者)戦略を強化するために、組織や人事の見直しも行い、データを活用したマーケティング戦略を進めています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/681ee3b2aec379b6c661d95f3ef40feeb38f15ca