キャッシュレス決済の利用が進み、現金使用が減少している。調査によると、モバイルQR決済が最も利用されており、キャッシュレス派が増加中。
電通が実施した調査によると、キャッシュレス決済が利用できる場所での利用率は92.9%に達し、前年の93.5%とほぼ横ばいを維持しています。
しかし、現金よりもキャッシュレス決済を利用する頻度が高い「キャッシュレス決済派」は80.2%に増加しており、前年の78.0%から2.2ポイントの上昇が見られました。
この調査では、日常的に使う決済手段として最も多く選ばれたのは「モバイルQR決済」で34.8%、次いで「クレジットカード」が30.9%、そして「現金」は18.9%にとどまりました。
「モバイル非接触決済」は7.6%でした。
キャッシュレス決済の利用頻度が高い人ほど、モバイル決済の利用も高く、特に「100%キャッシュレス決済を利用する」人は、他の利用者に比べてその利用頻度が2倍以上高いことが示されています。
また、キャッシュレス決済利用者の中で、決済端末にカードやスマートフォンをタッチして支払う「タッチ決済」を利用する人は89.2%に達しています。
利用頻度においては「カードの方が多い」とする人が57.5%で、対して「スマートフォンの方が多い」とする人は31.6%でした。
電通は、キャッシュレス決済の急速な進展の背景には、スマートフォンの普及率の高さやポイント活動(ポイ活)の浸透があると指摘しています。
この調査は、2024年12月1日から3日にかけて実施され、20歳から69歳の男女1000人を対象としています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/4e81f9ebc81ee90e7f18d81cd8fbf020a2d271fa
キャッシュレス決済が普及する中で、多くのコメントが寄せられました。
コメントの中には、通信障害や停電といったトラブルに対する不安から現金派に戻ったという意見がありました。
特に、マイナンバーカードの普及に伴う煩わしさを感じた人もいたようです。
また、高齢者の中にはスマートフォン操作に苦労し、クレジットカードを選ぶ人もいました。
現金のデメリットとして、手間や管理コスト、盗難リスクが挙げられ、キャッシュレス決済を利用することで効率的な会計が実現できるという意見も多かったです。
さらに、災害時には現金が役立つという意見もありましたが、日常の利便性を重視する声が多く、現金を少しだけ持ち歩くという使い方が提案されていました。
キャッシュレス決済の便利さを感じながらも、使いすぎを防ぐために現金を使う方法を選ぶ人もいたようです。
全体として、キャッシュレス決済への移行が進む一方で、現金の持つ安心感や便利さを求める意見も多く見られました。
ネットコメントを一部抜粋
いくらキャッシュレス決済がいいとは言っても、通信障害・急な停電等のトラブルには対処できない。
モバイル決済って便利なのだけどたまに見るとこんなに使ったかなあってなります。
現金はこうしたデメリットがあるため、会計のほとんどにキャッシュレス決済を利用している。
キャッシュレスは便利で良いけど、お金の重み ありがたみを子供に教えるのが難しくなる。
郊外や地方のコンビニ、スーパー、ドラッグストア、飲食チェーン店では、まだまだ現金派が3分の2以上であるケースのほうが断然多いです。