ドジャースの大谷翔平選手が29日からブルペンでの投球練習を再開します。二刀流復活に向け、打者としての実戦出場と並行して調整を進める計画です。
彼は「二刀流」としての完全復活を目指しており、これまで投手としての本格的な練習を行っていなかったものの、打者としてはすでにシーズンが始まっています。
大谷選手は、キャンプ中の2月25日以降、投球練習を控えていましたが、29日からのブルペンでの練習を皮切りに、投手としての調整を進めていく計画です。
ドジャースのロバーツ監督は、大谷選手が土曜日にブルペンに入ることを確認し、その後のプランについても考えると述べています。
大谷選手は、これまで定期的にキャッチボールを行ってきたものの、体への負担が大きい日本遠征を経て、慎重に復帰を進める必要があるため、具体的な復帰日程は設けていません。
球団や医師団が大谷選手の健康に最大限の注意を払っていることも理解できます。
過去には、19年に全休し、20年には右肘に違和感を訴えてわずか2試合の登板にとどまった経験があるため、今回のリハビリは特に重要です。
ブルペンでの投球はこれまでに4度行っており、最大30球を投げるなど、肩自体には問題がないとされています。
今後、数回のブルペン投球を経て実戦投球への移行も期待されていますが、現段階ではマイナーリーグでのリハビリ登板の可能性は低く、本拠地でのナイター前に模擬試合を行う案も検討されています。
ロバーツ監督は、具体的な目安は示さず、2025年のポストシーズンに向けて乗り切ることが重要だと強調しました。
大谷選手は、攻撃の中心として出場しながら投手としても仕上げていくという前代未聞の挑戦に取り組んでおり、その復活の行程は決して簡単ではありません。
超人・大谷翔平がどのように「二刀流」のレベルを上げていくのか、期待が高まります。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/830aa21bff45d18df615b4fd030927b754094b69