米国家情報局が発表した報告書で、北朝鮮が核保有国としての地位を確立しつつあると評価されています。トランプ政権は北朝鮮との軍縮交渉を視野に入れ、金正恩は核兵器を国家の自尊心と見なしているとのことです。
要約すると2025年の年次脅威評価報告書が、米国家情報局（DNI）によって発表され、北朝鮮が核保有国として国際的に認められるための目標を実現中であると評価されました。
この報告書は、トランプ政権下での初の公式な文書であり、北朝鮮の核能力の進展が金正恩委員長の長期的な戦略に寄与していると指摘しています。
具体的には、北朝鮮の戦略武器能力の発展と収入の増加が、米国の軍縮圧力を低下させ、朝鮮半島内の米国の影響力を縮小させる要因となっているとされています。
トランプ大統領は北朝鮮を核保有国として認定し、対話を再開する意向を示しましたが、その場合、交渉は非核化ではなく、軍縮と制裁解除を目指すものになる可能性があります。
また、DNIは、金正恩が核兵器を国家の自尊心や安全保障の手段と見なしているため、核廃棄の意志はないと評価しています。
さらに、北朝鮮が核実験を行う準備が整っていることや、ロシアとの関係を利用して核保有国としての地位を強化しようとしていることも示唆されています。
報告書は、北朝鮮の核能力拡大が続く中、韓国との海洋境界線での衝突の可能性も指摘しています。
最後に、ギャバード国家情報長官は、中国が米国にとって最も有力なライバルであり、経済や軍事の面で優位を確保しようとしているとの見解を示しました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/776c52cce5455fdd8c0bcd6fe4cec3ccce5a9501