2005年のスーパーGTでトヨタ・スープラが12シーズンの戦いを締めくくり、ドライバーズチャンピオンを獲得した歴史的な瞬間を振り返ります。
要約すると2005年のスーパーGT第6戦富士スピードウェイでの勝利をもって、トヨタ・スープラは12シーズンにわたるGT500クラスの戦いを締めくくりました。
ドライバーは立川祐路と高木虎之介が務め、ZENTセルモスープラがその栄光を掴みました。
1994年の全日本GT選手権開始時からスープラはトヨタの主戦車として活躍し、2002年には3度目の王座を獲得しましたが、2003年と2004年はチャンピオンを逃していました。
これを受けて、トヨタは2005年に向けてスープラに大規模な改良を行い、重量配分の改善や重心の低下を目指しました。
具体的には、ドライバーの着座位置を前寄りにし、トランスアクスルのギアボックスを横置きにするなどの変更が施されました。
しかし、シェイクダウンテストではトラブルが続出し、開幕戦には間に合いませんでした。
第2戦からは新型スープラが投入され、軽量化されたエンジンとリヤセクションの改良により、徐々に性能が向上しました。
シーズン中にはリヤタイヤの17インチ化などの新しいモディファイも行われ、最終的には全8戦中4勝を記録しました。
特にZENTセルモスープラの立川祐路と高木虎之介組がドライバーズチャンピオンに輝き、トヨタ・スープラは12シーズンの戦いを王座獲得という形で締めくくりました。
2006年からはレクサスブランドのSC430がGT500クラスに投入されることになり、スープラの時代は幕を閉じました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/741c3421cc9f8fdfd0ce9e73fa847ec957f2f99a