性別変更を求めたトランスジェンダー男性が、婚姻中のために却下された申し立てについて記者会見を開き、法の不備を訴えました。
彼は戸籍上は男性であり、妻と結婚したまま女性への性別変更を求めていました。
しかし、性同一性障害特例法では、性別変更には婚姻していないこと(非婚要件)が必要とされています。
このため、彼の申し立ては京都家裁によって却下されました。
申立人は、この非婚要件が憲法に違反すると主張し、既婚者でも性別変更を認めるべきだと訴えました。
彼は、離婚を望まない人に対して「離婚しろ」と強いることの問題を軽く見過ぎていると指摘し、家裁が「法的利益を制約する」としたにもかかわらず却下したことは不当であると批判しました。
同席した妻も、常に離婚を考えなければならない現状に苦しみながらも、前に進むしかないと述べました。
家裁は19日に出した決定で、非婚要件が同性婚を認めていない現行法の整合性を保つためのものであり、「直ちに憲法に反して無効とは解せない」と判断しました。
申立人はこの決定に対して即時抗告する意向を示しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/21e403dac1855aad9f7dfe2cfedc73bd48ddac76
コメントの中で、トランスジェンダーの性別変更に関する裁判所の判断について、さまざまな意見が交わされました。
多くの人々が、現行の婚姻制度や法律との整合性を重視し、性別変更を容易に行えることに懸念を示しました。
特に、同性婚が法的に認められない現状を踏まえ、性別変更を行うことが不適切だとの意見が多く見られました。
例えば、あるコメントでは、「同性婚が現時点ではできないのだから、性別変更のための非婚要件がなくとも婚姻したままでの性別変更はできない」と指摘されていました。
このように、現状の法律が持つ意味や、婚姻制度のあり方についての議論が多く見受けられました。
また、個人の自由と社会のルールとのバランスを考える必要性が強調され、自由とわがままの違いについても言及されていました。
さらに、婚姻制度の見直しや、社会全体の制度がどのように変わるべきかについての意見もあり、今後の法律改正が必要だとの声も上がっていました。
これらのコメントは、トランスジェンダーに関する問題が、個人の権利だけでなく、社会全体のルールや仕組みにも影響を与える重要なテーマであることを示しています。
ネットコメントを一部抜粋
同性婚できないのに、身体の性別を都合よく利用して婚姻制度を使ったがスタートであって、選択肢はあったわけでしょ?
これはある種の偏見なんだけど、トランスジェンダーの人って書類上の性別を変更することにめっさこだわってるけど、別にそれを変更したところであなたの外見上の性別が何か変わるわけでもなく、それは容認できてるんでしょ?
三人に1人が離婚しているこんな世の中で、離婚を軽く見るとか言う主張があまりにも空々しく感じてしまうのは私だけでしょうか?
これは同性婚訴訟で頑張っている人にも冷や水を浴びせるような主張だと思うな。
性別変更は安易にできるものではないでしょうし、できるようにするのもおかしなことだと思います。