沖縄戦で10歳の中村仁政さんが家族を救った感動の実話。米軍の襲撃に直面し、集団自決の危機を回避した経緯を振り返る。
要約すると1945年3月26日、沖縄戦が始まった阿嘉島で、当時10歳の中村仁政さんは、家族と共に米軍の上陸に直面した。
島民は約400人が隠れ、冷たい雨の中、より安全な場所を求めて山奥へ逃げ込んだ。
しかし、米艦船の砲撃が始まり、心身ともに疲れ果てた島民たちは絶望的な状況に陥った。
中村さんは、親戚たちが手りゅう弾で自決しようと相談するのを聞き、「僕は絶対に死なない」と叫んだ。
この必死の叫びが大人たちを思い直させ、冷静さを取り戻すきっかけとなった。
その後、一行は崖から飛び降りるという案も出たが、途中で小川に向かい、そこで全滅したと思っていた他の島民と再会し、彼らが生きていることを知った。
結果的に中村さんの家族は救われた。
米軍は26日から27日にかけて阿嘉島を含む慶良間諸島に侵攻し、多くの島民が自決に追い込まれたが、阿嘉島では日本軍や指導者が不在だったため、集団自決は回避された。
戦後、島民は旧軍人や遺族の慰霊訪問を受け入れ、戦争の記憶を共有する場が続いている。
このように、阿嘉島の歴史は他の島々とは異なり、戦後の交流が続いていることが特筆される。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/baf87ba92cbb93c3b35f2e5649e5d16284749849