シスコとNECがAIガバナンス分野で協業し、2025年秋に新サービスを提供開始。AIの安全性とセキュリティを強化するソリューションを発表。
このサービスは、2025年1月に米国で発表されたAI向けセキュリティソリューション「CISCO AI Defense」と、NECのコンサルティングサービスを組み合わせたものです。
シスコの代表執行役員社長である濱田義之氏は、同社がネットワーク企業であることを強調しつつ、セキュリティとAIの重要性を訴えました。
彼は、卓越したネットワーク企業であるためには、卓越したセキュリティ企業であり、さらにそれには卓越したAI企業である必要があると説明しました。
AIの活用が進む中で、セキュリティの脅威も増大しており、従来のサイバーセキュリティソリューションでは対応が難しくなると指摘しました。
CISCO AI Defenseは、AIのトランスフォーメーションを支援するための包括的なソリューションで、企業が安全にAIを活用できる環境を提供します。
シスコのAIセキュリティ開発責任者であるDJ Sampath氏は、AIの急速な発展により生産性の基準が変わる一方で、新たなリスクも生じると警告しました。
特に、AIが非決定論的であるため、同じ質問に対して異なる回答が返ることがあり、これが新たなリスク要因となると述べました。
CISCO AI Defenseでは、AIの保護を「Safety(セーフティー)」と「Security(セキュリティ)」の2つの側面から考え、AIモデルが適切な挙動をすることを保証するための「ガードレール」機能を実装します。
このように、AIの活用が拡大する中で、企業は安全性とセキュリティの両方を確保することが急務とされています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/eeb749a2c558481cbe9e9256b374b6332f2afee1