NECとシスコが協業し、AIエージェントのリスク管理を強化するAIガバナンスサービスを2025年秋から提供予定です。
NECの担当者は、AIエージェントには重大なリスクが存在することを指摘し、シスコの技術を活用することでこれに対応する方針を示しました。
Cisco AI Defenseは、AIアプリケーションの使用と開発の両面に対する保護を提供するソリューションで、シスコが2024年11月に買収を発表したRobust Intelligenceの技術も活用されています。
NECは1960年代からAI分野に取り組んでおり、最近では顔認証や生成AI「cotomi」、AIエージェント「NECエンタープライズサーチエージェント」などのサービスを拡充しています。
NECのAIソリューションは、エンタープライズへのフォーカスとDXソリューションの中でAIを提供する形態が特徴です。
特に、DXブランド「BlueStellar」を通じて、コンサルティングから課題発見、解決策の考案、システム実装、運営までの一連の流れを行っています。
AIの進化に伴い、セキュリティリスクも変化しており、特にエージェンティックな時代には重大なリスクが発生することが懸念されています。
NECは、セーフティとセキュリティの両面からAIリスク管理に取り組む「AIガバナンス」を掲げ、シスコとの提携を通じてガバナンス強化を図ります。
この新サービスでは、コンサルティング段階からシスコの技術を用いることでリスク評価やモデリングが可能になります。
ターゲット顧客には金融、製造、公共機関、医療などが含まれ、シスコのグローバルネットワークを活用して、世界各国で始まるAI規制を反映させたサービス提供を目指しています。
AIエージェントの動作や認証、危険な動作を防ぐガードレールなど、さまざまなリスクや問題に対応し、安全で安心なAI環境の構築を目指すとしています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f5e2d0b566ae673e3e8879c0bae036b38281f1b9