フジテレビの“ドン”日枝氏が40年の経営から退任。彼の影響力と今後の変革が注目される。
要約するとフジテレビの“ドン”と称される日枝久取締役相談役(87)が、40年以上にわたる経営の中心から退任することが決まりました。
日枝氏は、自ら経営の刷新を望み、取締役会での決議を経て退任が決定。
これにより、フジテレビの取締役数は大幅に減少します。
日枝氏は1980年代のフジテレビの躍進を支えた立役者であり、42歳で編成局長に就任後、視聴率3冠を達成するなど、同局の黄金時代を牽引しました。
1988年には社長、2001年からは会長として経営に携わり、2003年にはフジサンケイグループの代表にも就任しました。
また、2005年にはライブドアとの買収騒動で激しく対立し、フジテレビの独自性を守りました。
日枝氏は、長年にわたり人事や経営に大きな影響を与え続け、2017年に会長を退任した後も取締役相談役として残っていました。
退任に際し、フジ・メディア・ホールディングスの金光社長やフジテレビの清水社長は、日枝氏の貢献に感謝の意を表し、彼の影響力を振り返りました。
清水社長は、フジテレビが過去の成功体験にとらわれ、イノベーションのジレンマに直面していることを指摘し、新たな方向性を模索する必要性を強調しました。
日枝氏の退任は、フジテレビにとって新たな変革の兆しとも言え、今後の経営体制や戦略に注目が集まります。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/969e511cbd5fa92d3473efa982d8e414730a3ddc