トランプ政権がシリアのホワイトヘルメッツへの資金提供を大幅に打ち切り、同団体は危機的状況に直面しています。支援再開の動きもあるが、資金は不足しています。
この決定は、米国際開発局(USAID)が行っている対外援助契約の全面的な取り消しの一環として行われました。
ホワイトヘルメッツは、シリア内戦の影響を受けた地域で緊急医療や捜索救助活動を行うボランティア団体で、2013年に設立されました。
これまで長年にわたり、米国からの支援を受けてきた同団体ですが、アサド政権崩壊後のシリアにおいてその活動範囲を拡大し、現在では500万人から2000万人の民間人が影響を受けています。
資金の削減は、シリアが大きな転換期を迎える中で行われ、ホワイトヘルメッツは他の欧州諸国からの資金を再配分することで危機を乗り越えようとしていますが、今年の予算を賄うには不十分であると報告しています。
また、国務省の小規模な契約は引き続き有効であり、国務長官は人命救助プログラムに対する資金は削減しないと主張しています。
3月21日付けの議会への書簡では、5341件の契約が打ち切られ、その中にはホワイトヘルメッツへの約3000万ドルの契約が含まれています。
国務省の報道官は、同団体への支援が再開されたと述べていますが、状況は依然として厳しいままです。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/bbe82c2fbc028809d29a74dc0b7b3fbd43b89d30
トランプ政権がシリアでの人道支援を打ち切ったことに関して、ネット上ではさまざまな意見が交わされました。
多くのコメントが、先進国の企業が発展途上国で商売をする際には安全が不可欠であり、過去に多額の投資を行ってきたことを指摘しました。
その中で、トランプ大統領の行動が将来の商圏の縮小につながるとの懸念が示されました。
特に、アメリカ企業がシリアの油田やガス田から利益を得ている状況が強調され、シリアの安全が確保されなければ商業活動も難しくなるという意見がありました。
さらに、ホワイトヘルメッツなどの団体が本当に人道的活動を行っているのか疑問視する声や、アメリカがロシアの影響を受けているのではないかという懸念も表明され、国際政治の複雑さが浮き彫りになっていました。
また、支援が再開されるかどうかについての不透明感もあり、読者の関心を引く内容となっていました。
ネットコメントを一部抜粋
先進国の企業が商売をするうえで安全は大前提
トランプ大統領の行為は将来の商圏を縮める行為でしかない
ホワイトヘルメッツが人道的な団体ではないとの調査報道があった
アメリカはロシアに感化されているのかもしれない
支援は再開されたという情報があったが、どっちなのか疑問が残る