ポン・ジュノ監督の新作『ミッキー17』は、近未来を舞台にした人間臭いSF映画。小心者のミッキーが使い捨て人間としての運命に挑む姿が描かれ、観客に深い感動を呼び起こします。
要約するとポン・ジュノ監督の新作『ミッキー17』が、ロサンゼルスのアカデミー映画博物館での回顧展と共に公開され、注目を集めています。
監督は、NYのフィルムフォーラムでのQ&Aセッションで、自身の作品の主人公について「立派なSF映画のヒーローとは異なり、靴下に穴が空いているような小心者」と表現し、観客の笑いを誘いました。
『ミッキー17』は、重いニュースに疲れた人々にぴったりの娯楽大作であり、SF作品でありながら人間臭さが漂う作品です。
物語は近未来を舞台に、借金地獄に陥った小心者のミッキー・バーンズが宇宙コロニー開拓を目指す企業の船員となり、人生をやり直す決意をします。
しかし、契約書を読まずに「使い捨て人間」の契約を結んでしまった彼は、全身スキャンに同意したことで、実験動物として扱われることになります。
ミッキーは、死んでは新たにコピーされる日々を送り、17回目の誕生を迎えた彼は、これまでの記憶を持つ哲学的な存在となります。
彼の命を尊ぶ者が誰もいない中、営利目的の宇宙開拓リーダーの指令で異生物の採取に挑むことになりますが、運命は厳しく、彼は仲間からも無下に扱われます。
果たして、ミッキーは自らの運命を受け入れ、救いの手を差し伸べてくれる存在を見つけることができるのか。
ポン・ジュノ監督の新たな作品は、彼の独自の視点で描かれた人間の存在意義を問いかける内容となっており、観客に深い感動を与えることでしょう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/7df6e24d243d090b7c87d5a921fad187628b3ebe