NTTの天気予報サービス「177」が2025年3月31日で終了。70年間の歴史を持つこのサービスは、スマホやインターネット普及により利用者が減少し、時代の変化を反映しています。
このサービスは、1955年から始まり、当初はテレビやインターネットが普及していない時代に、電話を通じて地域の気象情報を提供する重要な手段でした。
利用者は、知りたい地域の市外局番を入力して電話をかけるだけで、現在の天気や波の高さ、風向きなどの情報を得ることができました。
サービス開始当初は、固定電話の加入者数がピークを迎え、年間3億件以上の利用がありましたが、スマートフォンやインターネットの普及により、利用者数は大幅に減少し、2023年には556万件にまで落ち込んでいます。
現在の利用状況では、音声案内は自動化されており、1997年までは人間の声による案内が行われていました。
サービス終了に伴い、NTTは長年の利用者に感謝の意を表しつつ、時代の変化に応じたサービスの見直しを進めるとしています。
これにより、かつての電話による天気予報は歴史の一部となり、今後はスマートフォンやインターネットを通じた情報提供が主流となることが予想されます。
70年間の歴史を持つ「177」のサービス終了は、技術の進化とともに変わる情報提供の形を象徴する出来事と言えるでしょう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b453567b3038d900217c5252293e40d74c4de608
NTTの天気予報サービス「177」が70年の歴史に幕を下ろしたことに対し、ネット上では多くのコメントが寄せられました。
利用者は、長年の利用に感謝を示しつつ、サービスが終了することに対する寂しさを表現していました。
特に、農業を営む方からは、父親が177を使って畑仕事の計画を立てていた思い出が語られ、サービスの重要性が再認識されていました。
また、昭和の時代においては、177を利用して他県の天気を確認する際に高額な電話料金を請求されたエピソードもあり、懐かしい思い出が共有されていました。
時代の進化に伴い、今ではデジタルデバイスが普及し、177のようなサービスが不要になっていることを実感するコメントも見受けられました。
多くの人が177の存在を思い出し、感謝の気持ちを抱きつつ、時代の変化を受け入れている様子が伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
毎日21時半が1日最後の更新なので、先ほど177に電話かけました。
農家やってます。
昔、父親が翌日の畑仕事をするにあたり、177を良く利用しておりました。
177天気予報が終了…長い間お疲れ様でした。
昭和の頃「市外局番」+177で他県の天気予報を聞きまくり、固定電話料金が莫大な金額になって大目玉を食らった思い出。
桜遥(WIND BREAKER)の電話帳に唯一登録されていた電話番号。