2024年度のラーメン店倒産は47件に減少も高水準維持。原材料費高騰と価格設定が課題、地域差も顕著。
この減少は、2023年度の63件からの転換であり、過去2番目の高水準に位置している。
ラーメン店は原材料費の高騰や人件費、光熱費の上昇に直面しながらも、収益の確保が難しい状況にある。
特に「1,000円の壁」が顕著で、価格設定と客の回転数が収益に大きく影響する。
アルコール類や他のメニュー展開が難しいラーメン店は、単一メニューでの利益率改善が困難で、価格の値上げが客離れを招く恐れがある。
コロナ禍による支援効果で一時的に倒産件数が低下したが、円安やウクライナ紛争の影響で原材料費が上昇し、倒産が急増した。
2024年度の倒産原因としては、販売不振が約80％を占め、特に小規模なラーメン店の脱落が目立つ。
地域別では関東が22件、近畿が9件、中部が5件と、全体的に減少傾向にある。
物価高に対する客の許容度は高まっているが、特定の地域では倒産がほとんど発生しておらず、コストパフォーマンスの良いご当地ラーメンが評価されている。
今後も食材の価格上昇や光熱費の高騰が続く見通しで、ラーメン店は価格転嫁や差別化、オペレーションの効率化が求められている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/07100c86f5258a259dede60794ee8581ca5c337e
2024年度のラーメン店の倒産状況についてのコメントでは、価格設定や競争の厳しさ、常連客の重要性などが多くの意見として寄せられました。
特に、ラーメンの価格が1000円を超えると、消費者の反応が厳しくなり、味やサービスが求められるようになったことが指摘されました。
安いラーメンでもまずければリピートはなく、高い店でも立地やSNSでのバズが影響するため、経営は運に左右される部分もあると感じられました。
また、常連客がついている店舗は多少の値上げでも客足が落ちない一方で、一見客は接客に対する評価が厳しいことも問題視されました。
このように、ラーメン店の経営は多くの要因に影響され、特に経済状況や消費者の価値観の変化が倒産の要因として挙げられていました。
さらに、労働者の可処分所得の減少や高齢化も影響を及ぼしているとの意見もあり、ラーメン店の経営環境は厳しさを増していると感じられました。
全体として、ラーメン店の倒産は価格だけでなく、味やサービス、経営戦略に深く関連していることが強調されていました。
ネットコメントを一部抜粋
ラーメン店も流行ってる店とそうでない店との違いって、1000円壁の価格だけの問題じゃないのが難しいところだと思います。
全ての事や物には飽和ということがあります。
又、価値観/適正価格という無意識の基準もあります。
常連さんがしっかりついている店は、多少の値上げでも客足が落ちず続いていますね。
1000円の壁のハードルが下がったというか、物価高から1000円超えてもしゃーないって思うようになったというか。
値段が上がって質も量も減った店も増えてますし、そんなラーメン屋には行きませんが。