イーロン・マスク氏がトランプ政権の貿易顧問ピーター・ナヴァロ氏を「間抜け」と非難し、両者の間で激しい論争が展開されています。ナヴァロ氏の発言は、トランプ大統領の関税政策を支持するもので、マスク氏は反論を展開しています。
この対立は、ナヴァロ氏がテレビ番組でマスク氏を「自動車メーカーではなく、組立業者」と批判したことから始まりました。
ナヴァロ氏は、トランプ大統領の関税政策を支持し、アメリカ国内での部品製造を促進する意向を示しています。
これに対し、マスク氏はナヴァロ氏を「間抜け」と非難し、彼の主張が誤りであると反論しました。
マスク氏は、テスラがアメリカで最も多くの部品を使用しているとする調査結果を引用し、テスラはアメリカで最も垂直統合された自動車メーカーであると主張しました。
さらに、テスラは他のアメリカの自動車メーカーよりも関税の影響を受けにくいとするアナリストの意見も紹介されましたが、同時にテスラが多くの部品を中国から調達していることも指摘されました。
マスク氏は過去にも関税政策に対する不満を示しており、自由市場を支持する経済学者の意見を共有するなど、トランプ政権の貿易政策に対して公然と反対の立場を取っています。
この論争は、トランプ大統領の貿易政策に対する企業界の不満を浮き彫りにし、特に多くの経営者がトランプ政権の政策に対して懸念を抱いていることが明らかになっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/e2cebe06a030df95be683d49d1f48d6a87a5d134
イーロン・マスク氏とトランプ貿易顧問の激しい論争に関するコメントでは、アメリカ国内での部品製造の実現可能性や高関税の影響に関する懸念が多く見られました。
特に、アメリカの高い人件費を考慮すると、部品製造が国内で行われることは難しく、関税を考慮しても輸入品の方が安くなる可能性が高いと指摘されていました。
また、トランプ氏の政策がアメリカの労働者階級に与える影響についても懸念が示され、特に南部州の農業労働者や北部州の企業労働者が苦しむ可能性があるとの意見がありました。
さらに、マスク氏がトランプ政権での役割を副業として捉えているため、政権の政策に対して反発する可能性が高いとの見方もありました。
全体として、トランプ政権の関税政策に対する批判や、マスク氏とトランプ氏の関係についての疑問が多く寄せられ、今後の経済状況に対する不安も感じられました。
ネットコメントを一部抜粋
将来的にはアメリカ国内で部品を製造すると言われましても、サプライチェーンをアメリカ国内に構築するためには何年も掛かりますし。
テスラはゼネラルモーターズ(GM)やフォード、ステランティスといった他のアメリカの自動車メーカーよりも関税の影響を受けにくいと述べた。
部品には部品の特許とかあって作れないのでは無いでしょうか?
トランプ関税で今より貧乏になるアメリカ人労働者階級に向けて、売れもしない買いもしないのに、アメリカに工場を移す必要が有るのか理解出来ない。
マスク氏は政権でのお仕事は副業で本業のほうが大事だから、アメリカの為になるかとは無関係に、本業へのマイナスとなる政策には絶対反対。