琵琶湖半導体構想が進展、企業連携で先端材料の量産へ

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滋賀県の「琵琶湖半導体構想」が進展中。立命館大発の企業が主導し、EV向け材料の量産を目指す。周辺企業とも連携し、2030年には関連製品の実用化を計画。

要約すると滋賀県で進行中の「琵琶湖半導体構想」は、電気自動車(EV)の需要拡大に応じたパワー半導体向け先端材料の生産拠点を目指しています。

この構想は、立命館大学発のスタートアップ企業「Patentix(パテンティクス)」が主導しており、周辺企業や自治体と連携して2027年の材料の量産を目指しています。

草津市にある研究所では、二酸化ゲルマニウム(GeO2)の薄膜を半導体基板に形成する作業が進められています。

パテンティクスの社長、衣斐豊祐氏は、GeO2の使用により消費電力を大幅に削減できることを強調し、小型化や軽量化も期待できると述べています。

従来のシリコン材料では電力損失が5~10%発生しますが、GeO2薄膜の実用化に成功すれば、EVの航続距離を延ばすことが可能です。

さらに、鉄道車両など高耐圧が求められる製品への応用も視野に入れています。

構想には20社以上の企業や自治体が参加しており、トヨタ自動車グループの部品大手アイシンとの協力も進行中です。

また、関連企業が滋賀県周辺から集まり始め、品質検査を担うクオルテックやクリーンルームを提供する日電精密工業との提携も結ばれています。

量産が実現すれば、薄膜を用いた半導体の開発が進み、2030年にはGeO2パワー半導体を搭載したエアコンなどの家電製品化を目指す方針です。

将来的にはEV市場にも進出する計画が立てられています。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/86c39381cb44cc6b8de50692725f86543c1a39c1

ネットのコメント

琵琶湖半導体構想が進展したことに対し、ネットのコメントではさまざまな意見が寄せられました。

半導体の製造に使用されるフッ化水素がPFAS問題に関連していることが懸念され、琵琶湖の環境への影響が懸念される声がありました。

特に、琵琶湖から外に出る川が少ないため、地域住民、特に滋賀や京都の人々が影響を受けるのではないかという指摘がありました。

また、企業連携の重要性についても触れられ、先端材料の量産が地域経済にどのように寄与するかが注目されていました。

さらに、大学の実績に関する議論もあり、立命館大学が理系分野での成果を上げていることが評価される一方で、京大との比較が行われ、立命館の実績が関学以上でなければ難しいという意見もありました。

これらのコメントは、琵琶湖半導体構想がもたらす影響や期待について多角的に考えるきっかけとなりました。

ネットコメントを一部抜粋

  • 半導体ってフッ化水素使うから、PFAS問題どうするんですかね?
  • 琵琶湖から外に出る川が少ないから、琵琶湖に蓄積されるので滋賀、京都の人達が大変そうですね。

  • 立命館の比較対象を”関学”って言ってる時点で、とんでもない時代錯誤中の人だと思われますよ-
  • 理系は~云々、もはやそういうレベル差ではないんですよ。

  • 京大なら期待できるが、立命?関学以上じゃないと、難しいのでは?

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