スズキが新型コンパクトSUV「e VITARA」を発表し、カーボンニュートラル実現に向けたBEV戦略を強化。軽量化や四駆技術も注目。
このモデルはスズキ初のバッテリーEV(BEV)量産車であり、カーボンニュートラルの実現に向けた重要なステップと位置付けられています。
e VITARAは、2023年にインドで展示されたコンセプトモデル「eVX」の量産版で、デザインコンセプトは「Hi-Tech&Adventure」です。
これにより、BEVの先進性とSUVの力強さが融合しています。
車両のプラットフォームにはBEV専用の「HEARTECT-e」を採用し、1970年から続くスズキの四駆技術「ALLGRIP-e」を搭載した4WDモデルも用意されています。
ボディサイズは全長4275mm、全幅1800mm、全高1635mm、ホイールベースは2700mmで、最低地上高は180mmです。
パワートレインには49kWh(2WD)、61kWh(2WD/4WD)の2つのバッテリー容量があり、それぞれ異なる出力のシングルモーターが搭載されています。
生産は2025年春からインドで開始される予定です。
スズキの鈴木俊宏社長は、e VITARAの投入がカーボンニュートラル実現のための重要なマイルストーンであり、今後BEVラインナップの拡充を進めていくとコメントしました。
さらに、「小・少・軽・短・美」というスズキの行動理念に基づく技術戦略も紹介され、特に「軽さ」に重点を置くことで、エネルギー効率を高めることを目指しています。
スズキは今後、ハイブリッド車やCNG車などの内燃機関車も展開し、地域ごとに最適なモデルを提供していく予定です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d637d3c5052b6c91595b99afbd7abedef5799a46