Googleが「Google Chrome」の重要なセキュリティアップデートを実施。2件のUAF脆弱性を修正し、高い深刻度を持つため早急な更新が推奨されている。
このアップデートでは、WindowsおよびMac環境向けにバージョン130.0.6723.116および117が展開され、Linux環境にはバージョン130.0.6723.116が提供されている。
今回のセキュリティアップデートは、毎週行われているものであり、特に2件の脆弱性が修正された。
これらの脆弱性は、CVE-2024-10826とCVE-2024-10827として識別されており、いずれも「Use after free」（UAF）に分類されるものである。
これらの脆弱性は高い深刻度を持ち、悪用されるとメモリ破壊や悪意あるコードの実行を引き起こす可能性があるため、ユーザーは早急にアップデートを行うことが推奨されている。
現時点では、これらの脆弱性が実際に悪用されたという報告はないが、セキュリティ上のリスクを軽減するためにも、最新のバージョンへの更新が重要である。
デスクトップ向けの「Google Chrome」は、Windows、Mac、Linuxの各プラットフォームに対応しており、ユーザーはGoogleの公式ウェブサイトから無償でダウンロードできる。
すでにインストール済みのユーザーは、通常自動で更新されるが、手動で更新する場合は設定画面（chrome://settings/help）にアクセスすることで可能だ。
アップデートを完全に適用するためには、「Google Chrome」の再起動が必要である。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/28b5a9ba8446f432c8e9a91705ed1f1e136434a1