トヨタの2024年4～9月期決算は増収減益。販売減少や仕入れ先支援が影響し、通期見通しは据え置き。下期の生産ペース回復を目指す。
要約するとトヨタ自動車は2024年4～9月期の連結業績を発表し、売上高は前年同期比5.9％増の23兆2824億円に達したものの、営業利益は販売減少や仕入れ先支援により3.7％減の2兆4642億円となり、増収減益の結果となった。
販売台数は国内の認証不正問題やリコールの影響、中国市場の販売不振により4.0％減の455万6千台に落ち込んだ。
通期見通しについては、連結販売台数を期初から10万台少ない940万台に下方修正したものの、収益改善で相殺し、売上高と営業利益の予想は据え置く方針だ。
下期に向けては、グローバルで年間1千万台の生産ペースに戻すことを目指し、販売台数のマイナス幅を1.1％減まで圧縮する計画を示した。
また、営業利益見通しにおいては、台数や構成のマイナス影響を2200億円と見込む一方、為替の影響で1900億円のプラスを期待している。
トヨタは成長領域への投資や仕入れ先支援を加速させる考えを示し、年間5兆円の稼ぐ力を維持しつつ、成長投資を3200億円、人への投資を5100億円増やす意向を表明した。
中国市場での苦戦や米国市場の不透明な状況が続く中、トヨタは持続的な成長を目指している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/27f074a39a43d3797fb486dc56a204f8f6df3969