日本製鉄は、米国のUSスチールの買収計画に自信を示す一方、トランプ前大統領の影響を懸念している。年内の買収完了を目指すが、政治情勢が不透明であるため、慎重な対応が求められている。
7日、東京都千代田区で行われた決算会見において、日鉄の森高弘副会長は、買収案件について「冷静に議論できる環境が整った」と述べ、年内に買収を完了できる自信を示した。
しかし、米国の政治情勢が影響を及ぼす可能性があり、特に2024年の米大統領選でトランプ前大統領が勝利する可能性が高まっていることから、買収計画の行方は不透明である。
トランプ氏は過去に「私なら即座に阻止する」と発言しており、仮にバイデン政権が買収を支持した場合でも、トランプ政権がその決定を覆すリスクがあるため、日鉄は慎重な対応を迫られている。
森副会長は、トランプ氏がかつて「外国投資を誘致して新たな雇用を生む」との方針を掲げていたことを挙げ、今回の買収計画がその方針に合致すると主張した。
また、USスチールの従業員がトランプ氏の選挙集会で支持を表明したことも、買収に対するトランプ氏の否定的な姿勢を和らげる要因となったと指摘した。
買収完了への審査期限は12月下旬に迫っており、日鉄はこの期限内に買収を実現させるための戦略を模索している。
政治的な変動が続く中で、日鉄の買収計画は今後の展開に注目が集まる。
森副会長の発言からは、日鉄が政治的な環境を見極めつつ、積極的に買収を進める姿勢が伺える。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/79a916e757da5b67c89dee3167715d777ca92ccf
日鉄のUSスチール買収計画に関するコメントは多岐にわたり、特に外資による鉄鋼産業の買収が安全保障に与える影響についての懸念が強調されていました。
あるコメントでは、日本が逆の立場であれば、鉄鋼を外国資本に握られることが危機的であると述べられ、日本人として無邪気に喜ぶべきではないとの意見がありました。
さらに、インフラなどの重要な産業は外資に買収されるべきではないとの考えも示されました。
これに対して、日鉄側の意見としては、USスチールが大統領選で感情論の対象となっていたため、実際には問題なく買収が完了する見通しがあるという楽観的な見解がありました。
また、トランプ政権が外国投資を誘致し新たな雇用を生むと主張していたことに対する疑問も投げかけられ、過去の発言に対する記憶の食い違いが指摘されました。
全体として、買収に関する意見は賛否が分かれ、さまざまな視点からの意見が交わされていました。
ネットコメントを一部抜粋
鉄鋼を外国資本に握られるのは、安全保障上、危機的なことだと感じざるを得ないよね。
日鉄側の意見は、USスティールが大統領選の槍玉にあげられ、感情論が先行していたということで実際その通りでした。
テスラみたいにトランプに献金でもして根回しできてるとでも言うの?
前回のトランプ政権は『外国投資を誘致して新たな雇用を生む』と言っていた。
USSに買収されればいいんじゃない?