ウクライナがドローンを使って、1100キロ離れたカスピ海のロシア艦艇を攻撃しました。ウクライナ製の改造ドローンによるこの攻撃は、遠距離攻撃技術の向上を示しています。
攻撃に使用されたのは、ウクライナ製のアエロプラクトA-22軽量スポーツ機を改造したドローンで、これは遠隔操縦式にされ、爆発物を搭載していました。
このドローンは、ウクライナの前線から約1100キロメートル離れたロシア南部のカスピースク上空を飛行し、ロシア海軍の艦艇に突っ込む形で攻撃を実施しました。
報告によれば、攻撃の直前にロシア海軍の水兵たちが退避する様子も見られたとのことです。
元ウクライナ内相顧問のアントン・ヘラシチェンコによれば、攻撃によってカスピ小艦隊の最大艦であるゲパルト級フリゲート2隻と、ブーヤン級コルベット1隻が損傷した可能性があるとされています。
ウクライナの国防省情報総局(HUR)は、攻撃による損傷は複数のメディアで報じられているものの、OSINTアナリストからは被害の確認が取れていないとの情報もあります。
この攻撃は、ウクライナがドローンを用いた遠距離攻撃の技術を向上させていることを示しており、これまでの攻撃では、今年5月に1300キロメートル以上離れたロシアの製油所も攻撃されています。
ウクライナは、主要な支援国からの長射程のミサイル供与を受けているものの、ロシア領内の目標に対する攻撃には使用を認められていません。
そのため、ウクライナは即席でドローンを自作したり、既存のミサイルを転用するなどの自助努力を続けています。
今後、ウクライナのこうした取り組みがどのように展開されるのか注目されます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/592db4213b9d4e901030d4fda2c0f1b58b509b07
ウクライナがドローンを用いてロシア艦艇を遠距離攻撃したというニュースに対し、ネット上では多様な意見が寄せられました。
コメントの中には、現代の戦争がハイテク化する一方で、古典的な戦術に戻っているのではないかという指摘がありました。
特に、戦場での情報戦の重要性が増し、先手を打った側が不利になるという見解があり、戦争の進行が新たな局面を迎えていることに興味を示す声がありました。
また、米軍がローテク兵器の増産に力を入れる理由についても言及され、日本が中国との対立に備えてどのように物量を整えるべきかという疑問も提起されました。
さらに、ウクライナの自国でのミサイル開発や生産体制の整備が戦況改善に不可欠であるとの意見もあり、欧米の支援に依存しない姿勢が求められるとの見解が示されました。
ドローンの運用に関しては、遠隔操作であるため特攻機と同じような危険性を孕んでいるとの懸念もあり、戦術の選択が重要であるとされました。
最後に、ウクライナが核兵器を持つべきだとの意見もあり、戦争の勝敗に対する考え方が多様であることが浮き彫りになりました。