韓国の映像裁判で弁護士が運転中に弁論を行い物議を醸している。制度の乱用が問題視され、法的規定の必要性が叫ばれている。
要約すると韓国のソウル東部地裁で、弁護士が運転中に映像裁判で弁論を行ったことが大きな話題となっている。
この映像は法廷での画面にそのまま映し出され、裁判所関係者は「法廷が凍りついた」と語るほどの衝撃を与えた。
映像裁判は2021年11月に全面的に拡大された制度で、訴訟関係者が実際に法廷に出席せず、コンピューターを通じて裁判を進めることができる。
導入当初は、地方居住者や刑務所に収監されている人々のためのものであったが、最近ではこの制度の乱用が問題視されている。
例えば、今年5月には原告側弁護人がノートパソコンの故障を理由に、顔はカメラで映し出し、音声は電話で行うというトラブルが発生し、裁判が延期される事態に陥った。
また、地下鉄駅内から映像をつなげた弁護士の発言がそのまま法廷に流れ込むという事例もあった。
これらの事例は、現行法に映像裁判に関する明確な規定がないことが原因とされている。
法曹界関係者は、大学のオンライン授業には静かな場所や服装の規定があるのに、裁判にはそれがないのはおかしいと指摘し、制度改善の必要性を訴えている。
映像裁判の利用件数は増加傾向にあり、2021年11月以降の直近1カ月で7157件に達し、年初から9月までの実施件数は7万8796件に上る。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/c4d472d7cccae7f9a51ac7b939e50a8e314a134e