Hajimariの調査によると、年収1000万円以上のエンジニアの約60%が生成AIを活用しており、年収400万円以下では20%未満。中堅層は強い関心を示し、効果を実感している一方で、新たな課題も浮上している。
この調査は300人のエンジニアを対象に行われ、全体の29.3%が生成AIを開発業務に活用していると回答しましたが、41.0%は「活用を考えていない」としています。
特に、40~50代の中堅・ベテラン層では、生成AIの活用に対する関心が高く、36.3%が「活用したいができていない」と答えたのに対し、20~30代の若手層ではこの回答が17.8%にとどまりました。
これは、若手層が新技術に対して積極的という一般的な認識とは異なる結果です。
生成AIを活用しているエンジニアに対して、どのような場面で使用しているかを尋ねたところ、「調べ物・問題解決」が最も多く、次いで「データ分析・可視化」、「コーディング」と続きました。
約7割のエンジニアが、生成AIを用いた成果物の2割以上を生成AIで作成していると回答し、業務への浸透が進んでいることが示されました。
さらに、生成AIを活用しているエンジニアの約9割が、その効果を実感していると答えています。
しかし、生成AI導入後には「生成AIが生成する成果物の品質を維持することが難しい」といった新たな課題も浮上しており、学習の必要性やコストの問題も指摘されています。
活用していない理由としては、業務が遂行できるからや、技術の信頼性に疑問を感じるという声が多く聞かれました。
今後の普及には、業務上の必要性や具体的な成功事例が求められています。
また、87.9%のエンジニアが生成AIによる仕事の代替を意識しているものの、具体的な対策を取っているのは25.4%にとどまり、認識と行動のギャップが生じていることも明らかになりました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/ff6c9e070f9632f5effeb1c01a791243132ddb19
コメントでは、エンジニアが生成AIをどのように活用しているか、またその課題について多様な意見が寄せられていました。
まず、上流工程においては、調査やデータフローの確認にAIが有効であるとする意見がありました。
このような場面では、従来の検索エンジンよりもAIを用いた方が効率的だと考えられていました。
一方で、下流工程に進むと、動作やメモリ使用に関する問題があるため、現行のコードをサンプルにした方が簡単だという見解もありました。
このことから、AIの活用が必ずしも全ての工程で最適であるとは限らないことが示唆されていました。
さらに、AIを使いこなせるエンジニアが生き残り、そうでない者は淘汰されるという厳しい現実も語られていました。
これは、どの業界でも共通する課題であり、AIの活用能力が今後のキャリアに大きな影響を与えることが強調されていました。
また、一部のコメントでは、AIを利用してコンサルティングを行うことに対する疑問や批判も見られ、業界内での倫理的な問題も浮き彫りになっていました。
全体として、生成AIの活用が進む中で、エンジニアたちが直面している実態や課題が多角的に議論されていたことが印象的でした。
ネットコメントを一部抜粋
上流工程の世間一般的な調べものには有効だから使用しているだけだと思う。
ネットワークの解析で常にAI使ってますね。
AIを使いこなせる者が生き残り、使いこなせないものは駆逐される。
誰も知らない間に知ったかぶりでコンサル料をボッタクリしているだけでは?
仕事の内容によるのは明らかなのにイジワルよねー笑