北朝鮮がロシアとの軍事同盟を批准し、ウクライナ侵攻への支援が本格化する可能性が浮上している。
要約すると2023年6月19日、北朝鮮の金正恩国務委員長とロシアのプーチン大統領は「包括的戦略パートナーシップ条約」に署名した。
この条約は、北朝鮮の朝鮮中央通信によると、金正恩氏の政令によって批准されたと報じられている。
北朝鮮の憲法では、条約の批准は最高人民会議の権限に属するが、「重要条約」の場合は国務委員長が単独で批准できるため、今回の事態が実現した。
ロシア側でもプーチン大統領が同条約の批准法に署名しており、条約は批准書の交換によって発効する見込みだ。
韓国の統一部当局者は、北朝鮮とロシアの高官が批准書を交換する式典が行われる可能性が高いと述べている。
この条約には、いずれかの国が武力侵攻を受けた際には、軍事的な援助を提供するという内容が含まれており、事実上の軍事同盟と見なされている。
両国が条約を批准したことにより、ロシアのウクライナ侵攻を支援するために北朝鮮兵が戦闘に参加する動きが本格化する可能性がある。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、同国軍がロシアのクルスク州で約5万人と交戦中であり、北朝鮮兵が約1万1000人配備されているとの主張を行っている。
このような状況は、北朝鮮とロシアの関係が深まる中で、国際情勢に大きな影響を及ぼすことが懸念される。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0debe6e970d8218da958dceae7036dc9615b5622