アサヒグループの勝木社長がサステナビリティと経営統合の重要性を語り、脱炭素経営ランキングで第3位を獲得。社会課題解決を収益源にする取り組みを強調。
要約するとアサヒグループホールディングスの勝木敦志社長が、2024年10月24日発売の「Forbes JAPAN」12月号に登場し、同誌の特集「新・いい会社100」において、企業のサステナビリティと経営の統合について語った。
特集では、全上場企業を対象にした独自の調査に基づく「ステークホルダー資本主義ランキング」や「脱炭素経営ランキング」などが紹介されており、アサヒグループは2024年版の脱炭素経営ランキングで第3位に選ばれた。
また、2023年12月期の連結決算では売上収益と事業利益が過去最高を記録している。
勝木社長は、サステナビリティ活動の事業インパクトと社会インパクトの可視化に取り組んでおり、社会課題の解決を収益源にすることを目指している。
具体的には、ラベルレス商品によるCO2排出量削減の影響を定量的に把握し、ビール酵母細胞壁を農業資材として活用することで得られる社会インパクトを試算した結果、収穫量が1.21倍に増加し、社会インパクト金額が64.9億円に達することがわかった。
さらに、オランダの醸造所ではバイオマス発電を活用し、CO2排出量を年間72%削減する取り組みを行っている。
また、日本国内でも「CO2を食べる自販機」を導入し、CO2を吸収した特殊材を肥料やコンクリートに活用することで脱炭素社会の実現に寄与している。
勝木社長は、サステナビリティを経営に取り入れることで、アサヒグループが「いい会社」としての自信を持つことができると強調している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6fee246fa9e20d26c3209b491cd1d22ac4d2df4c