北朝鮮が自走砲「M1989コクサン」をロシアに供与した可能性があり、ロシア軍の兵士不足を補うための支援が注目されている。
最近、ロシアのシベリア中部クラスノヤルスクで、北朝鮮製の170mm自走砲が列車で輸送される様子が目撃され、ソーシャルメディア上でその画像が広まった。
この自走砲は、乗員4人で運用され、通常弾で40km、ロケット補助推進弾で60kmの射程を持つカノン/榴弾砲である。
北朝鮮の砲兵部隊がロシア西部またはウクライナに投入される可能性と、ロシア軍が北朝鮮製の大砲を運用する可能性が考えられるが、後者のシナリオがより現実的である。
ロシアはこれまでに北朝鮮の兵士を自国の軍部隊に組み込んできたため、この自走砲がロシア軍に加わる可能性が高い。
最近、クルスク州に入った北朝鮮部隊は、ロシア海軍の特別部隊に加わっているが、まだ接触線には現れていない。
ロシア軍は過去数ヶ月間で1日に1500~2000人の兵士を失っており、このペースでの損失は長期的には持ちこたえられない。
ロシアはウクライナでの戦争を継続するためには、外国からの兵士や装備が必要であり、特に冷戦時代の古い兵器の在庫が減少していることが問題視されている。
ロシアの自走砲の在庫は、全面戦争前の4500両弱から3000両弱に減少しており、これらの多くは腐食が進んで使い物にならなくなっている可能性が高い。
これらの状況から、北朝鮮の軍事支援はロシアにとって重要な意味を持つことが示唆されている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f139c435987e7cff600ed2270bea1cb698ce2aef
北朝鮮製自走砲の供与に関するコメントでは、ロシアが北朝鮮の兵器を利用している可能性について多くの意見が交わされました。
特に、北朝鮮のコクサン自走砲が射程において優れている点が指摘され、これが韓国の新型自走榴弾砲の開発を促したとの意見もありました。
さらに、北朝鮮がM1989を廃止し、代わりにロシアに供与することで見返りを得ようとしているのではないかという見解もありました。
これに対し、北朝鮮製の武器がロシアの戦力に貢献しているという意見もあり、特にロシアの攻勢が強まった背景には北朝鮮の砲弾供給が影響しているとの見解がありました。
西側の報道とは異なり、実際には北朝鮮の武器の品質が良好である可能性が示唆され、評価の見直しが求められました。
また、北朝鮮が古い兵器を輸出しているのではないか、もっと良い兵器を求めているのではないかという懸念も表明されました。
全体として、北朝鮮製の兵器に対する評価は一様ではなく、様々な視点からの意見が寄せられていました。