ニデックインスツルメンツが1950年代のオルゴールを探しています。文献にのみ記録が残るこの貴重な製品は、諏訪地域の精密工業の源流となりました。見つかれば、記念館に展示予定です。
このオルゴールは、戦後の日本で流行した製品であり、特に朝鮮戦争から帰還する米兵が日本の土産として持ち帰ったことで人気を博しました。
しかし、現在では文献に記録が残るのみで、実物は確認されていません。
製造当初は音質が「バケツの底をたたいたような音」と評され、品質向上のために試行錯誤が重ねられました。
その結果、安価で高品質なオルゴールが一般に広まり、諏訪の精密工業の源流となったのです。
現在、ニデックはオルゴール付きの漆器製宝石箱や、電話機台として使われていたオルゴールを特に探しています。
これらの製品は、工場移転を繰り返したため、現存するものはないとされています。
見つかった際には、同社の記念館「すわのね」や本社玄関に展示する計画があり、機械遺産としての登録も目指しています。
ニデックの飯沢部長は、皆の協力を求め、オルゴールのエピソードや思い出を共有してほしいと呼びかけています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/762c6ab6c8261a0a4b37283385ba1ccdad77e1ee
ニデックが1950年代のオルゴールの実物を探求するニュースに対して、多くのコメントが寄せられました。
コメントの中には、貴重な製品であるオルゴールが見つかることを期待する声があり、発見された場合には「機械遺産」認定への取り組みも計画されていることに対しての期待感が表現されていました。
また、三協精機がオルゴールのメーカーとして有名であり、戦後の諏訪が精密機械工業の街として成長した立役者であることを称賛する意見もありました。
さらに、コメントの中には、三協の工場見学の思い出や、音階数の多い高級オルゴールの展示即売に遭遇した体験を語るものもあり、オルゴールの製造過程に対する興味が伺えました。
アニメ『ギャラリーフェイク』に登場するオルゴールのエピソードに触れたコメントもあり、オルゴールにまつわるノスタルジーを感じさせる内容が多く見られました。
アメリカでのオルゴールの残存情報についての意見や、懐かしい思い出を語るコメントもあり、全体的にオルゴールに対する愛着や期待感が強く表れていました。
ネットコメントを一部抜粋
貴重な製品でしょうから、どうにか見つかるといいなと思いました。
三協精機の頃から、オルゴールのメーカーとして有名ですよね。
音がでる櫛型の金属板をつくり、調音しながら削る。
帰還する米兵がお土産に買って評判だったと言うからもしかしたらアメリカの方が残っているかもですね。
電話の受話器を置くとオルゴールが流れる・・・あ、懐かしい。