大分県での時速194キロによる死亡事故を巡り、危険運転致死罪の適用が焦点に。法務省は基準見直しを検討中。
この事故は、法定速度60キロの道路を134キロオーバーで運転し、交差点で右折してきた車と衝突し、運転者の男性が死亡するというもので、裁判では被告の運転が「危険運転」と「過失運転」のどちらに該当するかが焦点となっています。
危険運転致死罪が適用されれば最大20年の懲役が科される一方、過失運転致死罪の場合は最大7年と、罰則が大きく異なるため、適用の判断が重要です。
SNSでは「これで危険運転じゃないのはおかしい」との意見が多く見られますが、法律の解釈は慎重です。
危険運転致死傷罪の対象となる行為は、アルコールや薬物の影響、高速度運転、無免許運転などが含まれ、具体的には速度だけでなく、道路状況や車両性能なども考慮されます。
弁護側は、被告が衝突前に車線を逸脱せず直進していたことから、危険運転には該当しないと主張しています。
法務省は適用要件の明確化を求める意見が多く、2024年11月には新たな基準を設けるべきとの報告書素案が提出されました。
具体的には、飲酒運転や高速度運転の数値基準を設定する案や、スマートフォン操作やドリフト走行を新たに危険運転の対象とするかの議論も進んでいます。
これらの意見をもとに、法務省は法改正の必要性について議論を進める方針です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f4ca42d4e209547362b6863b87db78ea7b5897ce
コメントでは、危険運転致死罪の適用基準についての見直しが求められていました。
特に、法定速度を大幅に超えた運転や飲酒運転に対しては、もっと厳格な基準が必要だという意見が多く見受けられました。
190km/h以上の速度での運転は、一般的に危険であると考えられ、多くの人がそのような速度での運転を制御することは不可能だと感じていました。
また、飲酒運転に関しては、呼気検査の結果が一定の基準を超えた場合には、すべて危険運転として扱うべきだという意見もありました。
さらに、法の適用においては、過失運転と危険運転の基準が曖昧であることが指摘され、一般市民と法の感覚の乖離が問題視されていました。
特に、危険運転致死罪が適用されないケースが多く、法のハードルが高すぎるとの声がありました。
これらの意見から、法改正の必要性が強く訴えられていました。
ネットコメントを一部抜粋
法定速度に関しては数値が定められても仕方ないかもしれませんが、飲酒にかんしては飲酒と認められる呼気検査の結果の最低ラインを越えていたらすべて危険運転にするくらいであってほしい。
危険運転とはこういう事、という定義があるのはわかる。
だが、高速道路でも190㎞を超えたスピードを出す車はまずいないし、ましてや事故現場は一般道。
1度一般道路でその弁護士を立ち会わせて検証するべきだよね、100kmでも困難な194kmで本当に制御できるのかやれる物ならやってみて下さい。
飲酒運転でパトカーの追跡から逃れるために住宅街を100キロ以上のスピードで疾走した上で他の車に追突して2人を死傷させた犯人も過失で処理された。
危険運転が新設されたのは、高速道路で飲酒運転のトラックに追突されて娘二人を失った夫妻が、飲酒運転でもただの過失運転として裁かれることに納得がいかず、行動を起こした賜物だから否定する気は全くないが。