MicrosoftがWindows 11 Enterprise向けに再起動不要の「Hotpatch update」を導入。これにより、セキュリティ更新を効率的に適用でき、再起動回数が大幅に減少する。
この新機能は、デバイスの再起動なしにセキュリティ更新を適用できるというもので、これまでWindows Server向けに提供されていた技術が、クライアントデバイスにも拡大される形で実施されます。
Hotpatch updateは、まずパブリックプレビューとして展開され、今後の正式導入が期待されます。
従来の月例セキュリティ更新プログラムでは、更新適用後にデバイスを再起動する必要がありましたが、Hotpatch updateでは、パッチが即座に有効になるため、再起動を省略できるのが大きな特徴です。
この新機能により、通常の月例更新は1月、4月、7月、10月に実施され、これに合わせてセキュリティ修正や機能の追加・強化が行われますが、これ以外の月には再起動不要のセキュリティ更新が提供されることになります。
この変更により、Windows Updateによる再起動の回数は、年間12回から4回に減少する見込みです。
Hotpatch updateを利用するためには、Windows Enterprise E3/E5を含むMicrosoftサブスクリプションやWindows 365サブスクリプション、Windows 11 Enterpriseバージョン24H2（ビルド26100.2033以降）を搭載したデバイス、さらにMicrosoft Intuneが必要となります。
これにより、ユーザーはよりスムーズにセキュリティ更新を行うことができるようになり、業務の効率化が期待されます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/202d52032ec924a47e94b26dec119209554fcd09