米インド太平洋司令官が北朝鮮とロシアの危険な技術取引の見通しを示し、ICBMの脅威が増していると警告しました。
彼は、北朝鮮がロシアに大規模な兵力を派遣し、その見返りとして大陸間弾道ミサイル(ICBM)の大気圏再突入技術や軍事偵察衛星の発射に必要な先端技術を求めると考えています。
パパロ氏は19日、ブルッキングス研究所の対談に参加し、両国の関係が「危険な取引」であると強調しました。
具体的には、北朝鮮はすでにミサイルや砲弾をロシアに供与しており、ロシアがこれをウクライナに使用したことも指摘しました。
また、北朝鮮の金正恩国務委員長は昨年、初の戦術核攻撃潜水艦を公開し、原子力潜水艦の建造計画を再確認しましたが、専門家は北朝鮮がその技術を持っていないため、ロシアからの技術移転を求めると予想していました。
パパロ氏は、北朝鮮とロシアの協力強化が既存の危険な状況をさらに複雑にしていると述べ、両国が互いに必要なものを提供し合うことで、地域の安全保障に対する脅威が増していると警告しました。
さらに、北朝鮮のICBMについては、米国本土を脅かす能力があるものの、大気圏再突入技術はまだ示されていないと指摘しました。
北朝鮮は7000キロ以上の最高高度に到達した弾道ミサイルの発射実験を行っており、これは米国本土全域を射程に収める能力を示唆していますが、大気圏再突入技術についてはまだ発展途上であるとしています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/9d66f3140bb5c4c3e6e4ac9957f4734762bdd333
北朝鮮とロシアの技術取引に関するコメントは、主に北朝鮮の潜水艦の配備やその運用に対する懸念が多く寄せられました。
特に、北朝鮮海軍が潜水艦を持つことで、日本海側に配属される可能性が高く、攻撃目標が韓国と日本になることが懸念されました。
潜水艦は、地上発射型ミサイルよりも近づいて攻撃が可能であるため、非常に危険な兵器になるとの意見がありました。
また、ロシアとの関係についても、ベラルーシのルカシェンコ政権が派兵を避けている中で、北朝鮮が実行することに対する警戒感が表明されました。
さらに、水中ドローンの技術が進化することで、潜水艦が無用の兵器になる可能性も指摘され、技術の進化に対する期待と不安が交錯していました。
北朝鮮が求める技術が、実際には劣化版である可能性についても懸念が示され、戦争に関する見通しや推測が事実として一人歩きすることへの批判もありました。
全体として、北朝鮮の軍事的な動きや技術取引に対する不安が強調され、平和を願う声も多く見受けられました。