映画『奇麗な、悪』の予告編が解禁され、瀧内公美が主演するサスペンス作品であることが明らかに。原作は中村文則の小説で、約30年ぶりに監督を務める奥山和由が手がけた。2025年2月21日より公開予定。
この映画は、約30年ぶりに監督をした奥山のもとに、日本映画界を代表するスタッフが集結して制作された。
撮影監督には戸田義久、美術には部谷京子が参加し、音響効果や録音もそれぞれの分野で著名なプロが担当している。
また、国際色豊かなチームが組まれ、衣装はギリシャのミハイル ギニス アオヤマが手がけ、編集には台湾の陳詩テイ、ヘアメイクには中国の董氷が関わっている。
映画の冒頭から最後まで印象的に映し出されるのは、精神科医と主人公の関係を象徴する大きな絵画であり、これは後藤又兵衛による「真実」という標題の原画である。
後藤は日本では不遇だったが、海外で高く評価されている画家で、その作品の熱心なコレクターには著名なアーティストたちが名を連ねている。
予告編では、古い洋館に入る女性が精神科医に話しかけるシーンから始まる。
彼女はトラウマについて問いかけ、そこから彼女の悲惨な人生が語られる圧巻のひとり芝居が展開される。
映画は日本映画史上初となる1時間以上のワンカットで撮影され、異様な迫力の演技と美しい口笛のメロディーが印象的だ。
口笛は国際口笛大会で優勝歴を持つ加藤万里奈が担当しており、作品全体に独特な雰囲気を与えている。
原作者の中村文則は、映画が小説よりも前向きな印象を与えることや、瀧内の主人公像についての感想を述べており、この作品が日本映画に存在することを嬉しく思っている。
『奇麗な、悪』は2025年2月21日から全国で順次公開される予定である。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/cc5b08e83b3edf6eb48cfe465130ebe039058e88