マキャベリの「君主論」初版、競売に出品される

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マキャベリの「君主論」初版が競売に出品され、予想落札価格は30万ポンド。ルネサンス期の重要な政治理論書で、個人所有の初版は極めて希少。

要約するとルネサンス期の政治理論家ニッコロ・マキャベリの著作「君主論」の初版本が競売にかけられることが発表された。

この初版は1532年に印刷されたもので、今回出品されるのは記録に残る11冊の初版本のうちの1冊である。

サザビーズによると、他の10冊は全て図書館に所蔵されているため、個人の所有としては極めて希少な存在である。

予想落札価格は30万ポンド(約5800万円)とされており、オークションは11月28日から12月12日までロンドンで開催される。

サザビーズの書籍・写本の専門家、ガブリエル・ヒートン氏は「君主論」を史上最高の政治理論書の一つと評価し、その初版がオークションに登場する意義を強調している。

この初版本には、マキャベリの別の著作「フィレンツェ史」の第2版も収められている。

マキャベリはフィレンツェ共和国政府の外交官としても知られ、彼の著作は政治権力の本質についての先見性に富んだ見解を提供している。

「君主論」は、マキャベリが投獄された後に書かれ、フィレンツェを支配していたロレンツォ・メディチに献呈された。

彼の死後、同書はカトリック教会によって禁書目録に加えられ、再び刊行されるまでに70年以上を要した。

今回の初版本は、禁制扱いだった時代の重要な証拠ともされており、そのタイトルページが取り除かれていることは当局による没収を免れるための措置だった可能性がある。

マキャベリは、政治権力の行使に関する独自の視点を提供し、特に混乱と不確実性の時代における政治のあり方を探求している。

彼の思想は、近代政治学の基礎を築いたと広く認識されている。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/304681bf28ef0d78bb0c86833454fe24c77685f0

ネットのコメント

マキャベリの「君主論」の初版が競売に出品されるというニュースに対し、ネットのコメントは多岐にわたる反応を示しました。

まず、歴史的な価値について触れる意見が多く、特に「君主論」が持つ影響力やその重要性が再認識されていました。

また、マキャベリの思想が現代においても relevant であるという意見があり、彼の教えがどのように政治やリーダーシップに影響を与えたかについての議論も行われていました。

さらに、ローマ・カトリック教会が一時期この書を禁書指定していたことに驚く声もあり、歴史的な背景への関心が高まっていました。

一方で、競売の価格や出品の経緯について疑問を持つコメントも見られ、書籍の真贋についての指摘もありました。

そのため、今回の競売は単なる商業的なイベントではなく、文化的・歴史的な意義を持つものであるという見解が多かったです。

このように、コメントは「君主論」に対する深い理解や関心を反映しており、単なる書籍の取引を超えた意味を持っていたようです。

ネットコメントを一部抜粋

  • 第三者による援軍は、それを招いた者に災いをもたらす。

  • 君主は恐れられるのは良いが、憎まれてはいけない。

  • ローマ・カトリック教会がマキャヴェリの君主論を一時期禁書指定していたのは初めて知りました。

  • 画像はマキャベリではないと思います。

  • 彼の教えが現代においても relevant であるという意見がありました。

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