北朝鮮がロシアに派兵した軍人の死亡情報を極秘に扱う原則を設け、家族や住民には限られた情報しか提供しないことが報じられました。
北朝鮮専門メディアのデイリーNKによると、派兵中に軍人が死亡した場合、軍内部の手続きに基づき静かに処理されることが決まったとのことです。
特に、家族には非常に限られた情報しか提供されず、一般住民にはその事実が知られないようにされるとされています。
この「暴風軍団」と呼ばれる部隊は、ロシアのために派兵された北朝鮮の第11軍団で、特殊作戦軍の下に位置する精鋭部隊です。
情報筋によれば、訓練中に死亡した場合でも、部隊近隣の山に埋めたり火葬したりする手続きが取られ、故郷には戦死者通知だけが送られるとのことです。
また、負傷した場合は現地での治療を行わず、帰還手続きを優先することが明言されています。
北朝鮮の軍人は健康な状態では「首領のために戦う闘士」としての役割を果たしますが、負傷や死亡した場合には当局にとって「不要の存在」となってしまうと情報筋は説明しています。
さらに、北朝鮮当局は派兵の事実が住民の間に広がることを防ぐために苦心しているとされ、機密維持の原則に基づいて、関連する全ての情報が公表されないようにしているとのことです。
もし情報が漏れた場合、流出した当事者には厳しい処罰が待っている可能性が高いとされています。
先月29日の国会情報委員会の国政監査でも、国家情報院が北朝鮮当局が派兵の事実を隠蔽していることを確認したと報告しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b02f2bd0db7386daf4ad0d23ea3e7ebcdc231123
北朝鮮の派兵軍に関するコメントは、兵士たちの厳しい状況や人権問題についての懸念が多く寄せられていました。
特に、派兵された兵士たちがロシアやウクライナの戦場で経験することが、帰国後の生活に影響を与えるのではないかという意見がありました。
コメントの中には、兵士たちが母国に家族を残しているため、投降することが難しいという指摘もありました。
また、戦争が終わった後の帰還方法についても懸念が示され、過去の日本の無条件降伏時のような状況が再現されるのではないかという不安もありました。
さらに、兵士たちが派兵先で食べ物や文化に触れることで、北朝鮮に戻れなくなるのではないかという意見もありました。
加えて、北朝鮮の為政者が兵士を大切にしないことで、軍部からの反感を買う可能性があるという警告もありました。
全体として、派兵された兵士の状況や帰国後の生活に対する懸念が強く表れ、北朝鮮の体制に対する批判も含まれていました。