習近平主席がブラジルに月の石を贈呈、両国関係強化の象徴

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習近平主席がブラジルのルーラ大統領に月の石を贈呈し、両国の関係強化を示しました。贈り物は中国の無人探査機によるもので、重要な外交的意義を持っています。

要約すると中国の習近平国家主席がブラジルを公式訪問し、ルーラ大統領に月の石を贈呈しました。

この月の石は、中国の無人月面探査機「嫦娥6号」によって採取されたもので、地球からは見ることのできない月の裏側のサンプルです。

この贈り物は、中国がブラジルとの外交および商業関係を強化する意図を示す重要な象徴とされています。

贈呈式は首都ブラジリアの外務省「イタマラチ宮殿」で行われ、夕食会の数分前に行われました。

中国は今年6月に世界初の月の裏側のサンプルを地球に持ち帰るという偉業を達成しており、ブラジルには科学研究用の1グラムと展示用の0.3グラムが送られました。

ブラジル側からは、先住民族マラジョアラに受け継がれる陶器の花瓶が贈られました。

夕食の席では、両国間の技術と貿易における協力の深化についても議論されました。

また、中国の代表団には、ブラジル通信省と契約を結んだ衛星通信企業「スペースセイル」の関係者も含まれており、同社は米国のスペースXが展開するスターリンクの競合として注目されています。

スペースセイルは、ブラジル国営通信会社と衛星通信およびブロードバンドインターネットサービス提供のための覚書を交わしました。

通信相は、遠隔地において不可欠なサービスを提供する企業を選べるようにする取り組みを強調しました。

中国は現在、1059基の衛星を軌道に持ち、商業用の衛星も増加しており、LEO衛星を用いたメガコンステレーションの構築を進めています。

このような背景から、習主席の訪問と贈り物は、両国の関係強化に向けた重要なステップといえるでしょう。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/4d0819edcc47444cd9a3498ddcb64a9a124015bd

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