ロシアがウクライナの攻撃を受け、重要な防空システムが損壊。ATACMSの使用が報告され、緊張が高まる中、ウクライナへのドローン攻撃も増加している。
この攻撃にはアメリカが供与した長距離ミサイル「ATACMS」が使用されたとされています。
具体的には、クルスク州のロタレフカにある防空ミサイル「S-400」の大隊が23日に攻撃を受け、発射された5発のうち3発が撃墜されたものの、2発が着弾し、レーダーシステムが損壊し、死傷者も出たとのことです。
さらに、25日にはクルスク郊外のハリノ空軍基地に対してもATACMSによる攻撃が行われ、8発のうち1発が防空システムを突破し、「軽微な被害」をもたらしました。
ロシア国防省は、こうした事態に対して報復措置を準備していると述べています。
また、ウクライナ空軍は、ロシアが前日夜にドローン188機とミサイル「イスカンデル」4発をウクライナに発射したと発表し、これは一回の攻撃におけるドローンの数としては最多であり、重要インフラや住宅に対する攻撃が行われたと報告しています。
ウクライナ西部テルノピリ州では電力の70%が途絶えたとのことです。
アメリカがウクライナにATACMSを使用することを認めたことから、ロシアとウクライナの緊張が一段と高まっており、ロシアは北朝鮮の兵士を戦闘地域に送ったことへの対抗措置として、この攻撃が行われたと見られています。
ロシアはまた、ウクライナ東部の都市ドニプロに新型中距離弾道ミサイル「オレシュニク」を使用したと発表し、緊張がさらに高まっています。
最近の報道では、ウクライナが過去にない速さで領土を失っているとされますが、ロシアの占領地拡大のペースは、2022年2~3月の急速な前進に比べれば依然として遅いとされています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2a208972887ccbbe2f3f49d11dd51a6763ef0dd1
ロシアとウクライナの緊張が高まる中、ATACMSによる攻撃が発生したことに対するネットのコメントは、多様な視点からの意見が寄せられました。
まず、ATACMSが撃墜される可能性について言及するコメントがあり、これが意外であると感じた人々がいたようです。
ロシア側の撃墜報告が正確かどうかは不明であるものの、ATACMSに対するイメージが変わるきっかけとなったようです。
また、ロシアの行動に対して厳しい経済制裁を求める声も多く、特に民主的な価値観を守るために犠牲になることは望ましくないとの意見がありました。
報復としてウクライナを攻撃する口実にされるのではないかという懸念や、最悪の場合の核使用の危険性についても言及され、戦争の影響を深刻に捉える声が多かったです。
さらに、アメリカ製の兵器が使用されることに対して、ロシアの行動が二重基準であるとの指摘もあり、自己矛盾を感じる人々がいたようです。
ロシアがミサイルを迎撃できていないという意見や、北朝鮮との関係についての批判も見られ、戦争の現実を受け入れざるを得ない状況にあることが伺えました。
このように、コメントには戦争の複雑さや、国際関係の難しさを考えさせられる内容が多く含まれていました。