台湾選手棄権の背景と主催者の謝罪

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ボクシングの大会で台湾の林郁婷選手が性別に関する疑念に抗議し棄権。主催者は謝罪し、規則整備を約束。

要約するとボクシングの世界大会「ワールド・ボクシングカップ・ファイナル」が英国で開催され、台湾の林郁婷選手が出場を棄権した。

彼女は、主催者であるワールドボクシング(WB)が自身の性別に対して懐疑的な態度を示したことに抗議する形での棄権であった。

これを受けて、WBの会長ボリス・ファンデルフォルスト氏は、台湾側に謝罪し、性別に関する検査の規則や基準を今後整備していく意向を示した。

林選手はパリ五輪ボクシング女子57キロ級の金メダリストであり、過去にはインターネット上で性別に関する根拠のない攻撃を受けたり、国際ボクシング協会(IBA)からも批判を受けていた。

IBAは、組織の運営に問題があるとして2023年に国際オリンピック委員会(IOC)から統括団体としての承認を取り消された経緯がある。

WBは、五輪での競技存続を目指して設立された国際組織であり、ファンデルフォルスト氏は、林選手と共に同行していた教育部体育署の房瑞文副署長や中華民国ボクシング協会の彭俊銘秘書長、林選手のコーチの曽自強氏と面会し、謝罪の意を伝えた。

大会の医療委員会の関連規則が予定通りに制定できなかったことに対しても遺憾の意を表し、今後はIOCの専門家と共にプロジェクトチームを組んで、関連の規則や基準を整備することを強調した。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/4ede867cc0c8eafa3af63031909495fc725d44eb

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