「ホロライブ」のVTuberたちが相次いで卒業や活動休止を発表し、運営体制への疑念が高まっている。ファンは過労や労働環境の問題を指摘しており、業界の未来に不安を抱いている。
特に、湊あくあが8月末に卒業を発表し、続いて沙花叉クロヱが11月29日に配信活動を終了することを発表した。
さらに、12月1日には英語圏向けグループのセレス・ファウナも卒業を決定した。
これらのVTuberたちは、それぞれ多くのファンを抱えており、湊あくあはチャンネル登録者数が200万人を超え、2019年には投げ銭の総額が約5000万円に達した。
沙花叉クロヱも約133万人の登録者を持ち、2022年の投げ銭総額は約1億1393万円にのぼる。
セレス・ファウナも93万人の登録者を抱えている。
卒業や活動休止の理由として、沙花叉クロヱは過労を挙げており、「稼働量が多すぎて体調を崩している」と語っている。
さらに、カバー社は下請事業者への支払遅延があったとして、公正取引委員会から指導を受けており、労働環境に対する懸念が高まっている。
SNS上では、「ブラック企業化しているのでは」との声や、VTuberビジネスモデルの限界を指摘する意見も見受けられ、ファンや関係者の間で不安が広がっている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6c4dec3d9711f5c5aaafcd174fdb2d33a4bf667b
ホロライブのVTuber卒業ラッシュは、運営体制やタレントの健康管理に関する懸念が高まる中で起こった現象でした。
多くのコメントでは、ホロライブが急速にアイドルや芸能界寄りの活動にシフトしていることに対する違和感や、タレントたちがその変化についていけないという意見が見受けられました。
元々日陰の存在であった彼女たちが、プロのアイドルとしての活動を期待されることに対する戸惑いもあったようです。
特に、健康面やプライベートとの両立が難しいと感じるタレントが多く、過密スケジュールやプレッシャーからくるストレスが影響しているとの指摘がありました。
さらに、運営側の方針に対する不満が積もり、卒業を選ぶタレントが増えたことが懸念されています。
ファンの中には、運営がタレントの意見をもっと尊重し、健康を第一に考えるべきだという意見もありました。
また、タレントと運営のコミュニケーション不足が問題視され、今後の改善が求められている状況でした。
卒業を選ぶタレントの背景には、個々の事情や希望があることも理解されており、彼女たちが新たな道を選ぶことを応援する声も多くありました。
全体として、ホロライブの今後の方向性や運営体制が、タレントとファンの信頼をどう築いていくかが重要な課題として浮かび上がっています。
ネットコメントを一部抜粋
ホロライブが大きくなるにつれ、本格的にアイドル、芸能界寄りの活動に移行し始めてきていた。
普通の女性アイドルは活動が過ぎると自然と卒業することが多いが、Vtuberはそうもいかない。
登録者数が伸びても、減少やアンチコメのプレッシャーが増えてくるのではと心配されていた。
沙花叉が卒業ではない形態をとったのは、製作中のフィギュア発売に関わっているのではないかと思われた。
運営側と所属者との関係がしっかり築けるかが、マネジメント事務所の試練だと指摘されていた。