居酒屋の倒産件数が急増し、2024年はコロナ禍を超える年間最多となる見込み。コスト上昇が経営を圧迫し、約4割が赤字に苦しんでいる。
11月までに203件の倒産が確認され、これは2020年の189件を大幅に上回る数値である。
居酒屋業界は、酒類や食材の仕入れ価格高騰、人件費の上昇といったコストの増加に直面しており、経営が厳しい状況にある。
2024年度の居酒屋市場規模は約1兆6600億円と推定され、コロナ禍で落ち込んだ2021年度の約8900億円からは回復しているものの、過去10年で最高だった2017年度の約1兆8900億円には届かない見込みだ。
インバウンド消費の拡大による客数の増加は一部好材料であるが、宴会から少人数でのカジュアルな飲み会へのニーズシフトや物価高による節約志向が、来店頻度や単価の低下を招いている。
コスト面では、食材や酒類の仕入れ価格が高止まりし、人手不足による人件費、光熱費、地代・家賃の負担増が収益を圧迫している。
2023年度の損益状況では、約4割の居酒屋が赤字となり、業績悪化の割合は6割を超える。
こうした中、大手居酒屋では業態転換が進む一方で、中小零細の居酒屋は対応策が限られており、競争の優劣が一層明確になると予測される。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b530ea49816c01ff4347e886ba54fe97f6a41552
居酒屋の倒産が増加し、コロナ禍を超えた厳しい経営環境が続いているというコメントが多く寄せられていました。
多くの人々が、物価の高騰や人手不足、さらには消費者の価値観の変化が居酒屋経営に与える影響を懸念していました。
特に、コロナ禍を経て、飲食店の利用が減少し、二極化が進んでいるという意見が目立ちました。
具体的には、安くて美味しい居酒屋は繁盛している一方で、価格が高い店や目的地にされない店は厳しい状況にあると指摘されていました。
また、若者の間でお酒を飲まない人が増えていることや、付き合いで飲みに行くことが少なくなったため、居酒屋の客足が戻らないという意見もありました。
さらに、物価高に伴い、消費者が慎重になり、飲食店選びもリサーチ重視になっているとの声もありました。
居酒屋の経営者は、質やオリジナリティを求められ、さらにはSNSなどでの発信力が重要視されるようになったという指摘もありました。
全体として、居酒屋業界は厳しい状況にあり、今後の展望に不安を抱えているコメントが多く見受けられました。
ネットコメントを一部抜粋
飲食店そのものが来年以降かなり厳しくなると思ってます。
コロナ禍の時でも時短してでも営業していたお店が残っている感じです。
地元の人気居酒屋は、ランチはやめて夜だけの営業になり、祝日や日曜は休みになった。
日本は世界的に見てとんでもなく物価の安い国であることを早く認識すべき。
コロナによる自粛期間で人の生活、もっと言えば価値観が様変わりしてしまったからね。