東浩紀氏が、選挙におけるSNSの影響力とその危険性について警告。民主主義が「熱狂」に変わることで、健全な政治参加が危うくなる可能性を指摘しています。
2023年は、衆院補選や東京都知事選、自民党総裁選など、数多くの選挙が行われ、特にSNSが重要な役割を果たしていることが際立っています。
兵庫県知事選では、前知事がマスコミの報道に反発し、SNSを活用して劇的な復活当選を果たしました。
このような事例から、SNSの影響力が強まる一方で、マスコミに対する不信感が浮き彫りになっています。
東氏は、SNSの無秩序な情報拡散が民意を歪める可能性について警鐘を鳴らす声がある一方で、SNSに対するリテラシーが向上しているとも指摘します。
つまり、SNSは新しいメディアであり、時代の変化に伴って詐欺師も新たな舞台で活動するようになったと考えています。
しかし、SNSの台頭には別の危険性も潜んでおり、民主主義が「熱狂」に変わることで排外主義や全体主義に繋がる恐れがあります。
健全な民主主義を維持するためには、有権者が冷静である必要があると述べています。
特に、選挙が「祭り」のような雰囲気に変わってしまうことに対して懸念を示し、来年の参院選がその影響を受けないことを願っています。
選挙の結果や有権者の行動が、今後の日本の未来に大きな影響を与えることは間違いありません。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6e642adeb0149af064bc50e85a489f4b838f6710
コメントでは、選挙とSNSの影響について多様な意見が寄せられました。
特に兵庫県知事選においては、SNSが選挙の熱狂を生み出したとされる一方で、実際には県民の「憤り」が反映された結果であるとの指摘がありました。
前知事の経営方針に対する不満が新たな候補者を選ぶ動機になったと考えられています。
また、SNSによる選挙の盛り上がりを「祭り」と表現することに違和感を持つ人も多く、選挙が本来持つ意味を再考する必要があるとの意見もありました。
さらに、投票率が上がることが民主主義の健全性に寄与するという見解が示され、無関心な有権者が民主主義を脅かす可能性があることが強調されました。
過去の選挙と比較して、現在の有権者は冷静であり、SNSの影響を受けた新しい政治の形が見え始めているとも述べられました。
全体として、選挙に対する関心が高まりつつあることが評価され、今後の政治に期待を寄せる声が多く見られました。
ネットコメントを一部抜粋
時代が変わってきているだけだと思います。
兵庫県知事選はSNSが作り上げた「まつり」とか「熱狂」とか言いたそうだが、違うのではないか?
祭りという表現にはちょっと違和感がありますかね。
政治に無関心で投票率がだだ下がりだったことを思えば実にいいことじゃん。
選挙ってもともと祭みたいなものでは?